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【特定非営利活動法人メコン・ウォッチ】
特定非営利活動法人メコン・ウォッチ
【連続セミナー】「ラオスにいったい何がある…?」映像に見るこの国の今

受付は終了しました
 

ID:38000

※この情報の内容は受付を終了しています。連絡先など変更されている場合がありますのでご注意ください。

主要項目

地域

渋谷区

内容

メコン河流域に位置するラオス。最近、作家・村上春樹さんの紀行文のタイトルにあがり話題になりましたが、日本では知られていない国の一つではないでしょうか。ラオスは本州ほどの大きさに埼玉県と同程度の約700万人が暮らす、海へのアクセスのない小さな国ですが、大河メコンの流域の要であり、南部では1人当たりの魚の消費量は日本人に負けない魚食文化を持っています。


以前は豊かな自然の恵みで経済的に貧しい人も食べるのに困らなかったこの国にも、様々な変化の波が押し寄せています。日本でメコン河流域は「これから開発されるべきところ」として注目されていますが、そこで暮らす人々はどのような日々を送っているのか、あまり知られていません。この連続セミナーではそんなラオスの暮らしと進む開発について、映像を交えながらご紹介していきます。


日時

第1回:2016年6月3日(金)19:00-20:30 於GEOC

第2回:2016年6月17日(金)19:00-20:30 於GEOC

第3回:2016年6月23日(木)19:00-20:30 於GEOC


場所

地球環境パートナーシッププラザ(GEOC)

(東京都渋谷区神宮前5-53-70 国連大学ビル1F)

JR渋谷駅から徒歩10分、

地下鉄表参道駅(東京メトロ:銀座線・千代田線・半蔵門線)B2出口から徒歩5分

http://www.geoc.jp/access


内容


第1回 精霊は森を守る?

2016年6月3日(金)19:00-20:30 (18:40開場)

◆資料代・参加費

500円(メコン・ウォッチ会員は無料)

◆定員

50名

◆事前登録フォーム

https://ssl.form-mailer.jp/fms/1af40580432221


ラオスの中南部からタイ東北部、北東カンボジアにかけて、広く信じられているのは森や川の中に棲む精霊の存在です。森林伐採が激しく進んではいますが、地域住民による保全によって、天然植生が残った森が点在する場所があります。多くの場合、そこには「精霊」が棲んでいると考えられています。精霊は森の木を切ったりすると、村に災いをもたらすと恐れられていますが、一方で人々に愛される存在でもあります。ラオスの森の利用と開発のもたらす変化について、様々な自然資源利用の様子を捉えた映像を解説しながら、ご紹介していきます。

映像:「トランジション—ラオス 森の変遷と暮らし(2013年制作)」


第2回 バナナ、コーヒーは暮らしを変える

2016年6月17日(金)19:00-20:30 (18:40開場)

◆資料代・参加費

1000円(コーヒーとお菓子付。メコン・ウォッチ会員は無料)

◆定員

50名

◆事前登録フォーム

https://ssl.form-mailer.jp/fms/f2227784432222


私たちにとって身近な食品、バナナとコーヒー。どちらも日本では生産できず、海外のプランテーションで生産されたものが大量に安く日本に届いています。ラオスでも、フランスの植民地だった時代にコーヒーが導入され、それは今も続いています。プランテーションは多くの場合、悲惨な奴隷労働を伴い環境に負荷をかけ大規模に経営されるものですが、ラオスではかなり違う展開をたどりました。

また、ラオス北部では数年前から、中国向けのバナナ栽培が大ブームとなっています。住民は自分でバナナを栽培しなくとも土地を企業に貸すだけで、収入になると喜び、たくさんの人がバナナ栽培に参加しています。しかし、大量生産につきものの様々な問題が顕在化しています。

土地利用の変化は人の暮らしに大きな影響を及ぼします。在地の知恵と新しい技術など、様々なものが交錯して変化を続けるラオスの今を切り取った映像を見ながら、現地の様子を紹介します。この回は、ラオスのコーヒーとお菓子のお土産付きです。

映像:「黄金の土地—ボロベン高原(2016年制作)」

「ラオス北部における換金作物としてのバナナ栽培(2016年制作)」


第3回 海の無い国の島暮らし

2016年6月23日(木)19:00-20:30 (18:40開場)

(メコン・ウォッチ総会 17:00-18:00)

◆資料代・参加費

500円(メコン・ウォッチ会員は無料)

◆定員

50名

◆事前登録フォーム

https://ssl.form-mailer.jp/fms/24f3dc2e432225


ラオスには海が無いのに島がある。

不思議に思われるかもしれませんが、南部チャンパサック県にはシーパンドン、4千の島と呼ばれる地域があります。メコン河が幅10km以上に広がって分流となり、その中にたくさんの島があるのです。村の暮らしをかいま見ながらのんびり過ごせ、世界で残り少なくなった淡水のイルカ、カワゴンドウ(イラワジイルカ)もいるこの場所は、世界中から観光客を引きつけています。

この回では、ラオスの島暮らしとカワゴンドウを巡る伝説を紹介します。実はこの地域のカワゴンドウは5頭にまで減っていますが、生息地の近くでは環境影響の大きいダム建設が進行中です。


最終回はそんなラオスの川と島の暮らしについてお伝えします。セミナーの前に、メコン・ウォッチの活動報告をかねて総会を開催します。お時間のある方はぜひこちらもご参加ください(総会参加は無料です)。

映像:「ラオス・魚たちの回廊 フーサホン ダム開発の招く危機(2015年制作)」

この情報に関するお問い合わせ

主催・問い合わせ先

特定非営利活動法人メコン・ウォッチ

Tel: 03-3832-5034 Fax: 03-3832-5039

Email: info@mekongwatch.org