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中央区
大竹財団では「地球に平和を」を理念に、戦争の原因となる人口問題、食糧問題、環境、エネルギー問題などの調査研究や、様々な社会問題に取り組む個人、NGO、NPOの活動支援をおこなっています。また、月例で様々な社会問題をテーマにした講演会を企画しています。
3月は、ドキュメンタリー映画『薬は誰のものか —エイズ治療薬と大企業の特許権』の上映会をおこないます。
1990年代、アフリカ諸国をはじめ世界中でHIV/エイズが猛威を奮いました。1996年に抗レトロウイルス薬“ARV”3種の併用が効果的と判ると、欧米の先進国では一気にエイズ治療への希望が開けました。しかしその価格は年150万円以上。貧困国の患者には手が届きません。製薬企業の特許権によって独占され、安価なジェネリック医薬品は製造も輸入も禁止されました。
「命を守るのに特許が必要なのか?」「薬の本当のコストは?」「欧米はアフリカを見殺しにするのか?」。特許の壁を破り、途上国に安価なジェネリック医薬品を届けようと、南アの活動家、ウガンダの医師、アメリカのNGO、インドのジェネリック製薬会社が奔走します。
薬は誰のものか—。貧富の格差が、医薬品アクセスの格差につながることを、私たちは見過ごしていいのでしょうか? 大企業の薬の特許や現在の貿易や経済のあり方は、本当に私たちを幸せにするのでしょうか? 映画は多くのことを私たちに問いかけています。
上映終了後には、本ドキュメンタリーの日本語版制作にもたずさわっている首藤信彦さん(元衆議院議員)、内田聖子さん(PARC)によるトークイベントがあります。
2017年3月14日(火) 18:50〜21:00(開場18:20)
上映後トークあり
大竹財団会議室(東京都中央区京橋1-1-5セントラルビル11F)
JR東京駅八重洲中央口徒歩4分(八重洲地下街24番出口すぐ)
東京メトロ京橋駅7出口徒歩3分
東京メトロ日本橋駅B3出口徒歩4分
首藤信彦さん(元衆議院議員/国際政治学者/市民政治バンド)
内田聖子さん(アジア太平洋資料センター(PARC)共同代表)
一般=500円(学生、大竹財団会員=無料)
各32名(要予約)