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(2009年7月12日 / 青柳朱実 )

お知らせ

マザー・テレサに学ぶ ボランタリズム

キーワード
マザー・テレサ 、 ボランタリズム 、 ボランティア 、 社会 、 市民 、 NPO 、 コーディネーター 、 子ども 、 病 、 HIV 、 ハンセン病 、 貧困 、 権利 、 差別 、 ホームレス 、 障害

※この情報は掲載期限を過ぎたものです。

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画像©Taro Edami

定員迫る。お早めにお申込下さい!

インド・カルカッタに住むひとりの女性が、国、民族、宗教を超えて、貧しい人、重い病の人、差別を受ける人、孤児、難民に至るまで、すべての人の生きる権利を擁護し、そのために惜しみなく命を捧げました。

このマザー・テレサの姿は、世界中に尊敬と共感を呼び起こし、1979年にはノーベル平和賞が贈られました。


マザー・テレサのもとには、多くの見学者やボランティアが訪れ

「マザー、私たちは何をしたらよいでしょうか」と尋ねました。

すると、決まって次のように答えたそうです 。

「すぐに国に帰って、皆さんの最も近いところから愛の行為、人を大切にすることを始めてください。愛は最も近いところから始まるのです」と。


本講座では、マザー・テレサ支援のコーディネーターとして、50回以上もカルカッタを訪れ、インドやアフリカなどへボランティアの派遣を行ってきた枝見太朗さんから、マザー・テレサの素顔や言葉、エピソードを伺い、現地の映像も紹介します。


市民活動や福祉の現場にビジネスの原理が持ち込まれる昨今、

改めてマザー・テレサの姿をみつめることで、

私たち一人ひとりの「人間としての生き方」にかかわる“ボランタリズム”の価値について、

また社会を変えていく原動力について、ともに考えたいと思います。


日時

2009年7月17日(金) 午後6:30〜8:30 (※講座終了後、枝見さんを囲んで30分程懇談予定です)


会場

飯田橋セントラルプラザ12階 (※申込多数のため、会場を12階に変更しました)

JR飯田橋駅・西口、地下鉄飯田橋駅・B2b出口直結


講師

枝見 太朗さん <財団法人富士福祉事業団理事長/東京ボランティア・市民活動センター運営委員>


参加費

2,000円


定員

80名 定員迫る。お早めにお申込下さい!

(※申込多数のため、定員を拡大しました。申込先着順です。)


対象

NPO、市民活動、ボランティア活動等に携わる方や、関心のある方なら、どなたでもご参加になれます。


主催・申込・問合せ

東京ボランティア・市民活動センター(青柳・近江) TEL03-3235-1171 FAX03-3235-0050


お申込 (ホームページまたはFAXにてお申込ください)

ホームページの参加申し込みフォームはこちら

FAXの方は、こちらをご利用ください (ちらし:PDFファイル 58KB)


マザー・テレサ 略歴

1910年、旧ユーゴスラビアのスコピエ(現マケドニア)に生まれる。本名アグネス・ゴンジャ。キリスト教イエズス会の司祭たちの生き方に心を動かされ、インド・ベンガル宣教地での献身を決心。29年、修道名としてテレサと改名。ダージリンで修練を始める(19歳)。


31年、清貧・貞潔・従順の初誓願をたてる(21歳)。カルカッタの聖マリア高等学校で地理を教え、後に校長に。37年、終生誓願をたてシスター・テレサと呼ばれる。修道院外の女学校でも教えることになり、スラムの貧しい人々を目のあたりにする。カルカッタで暴動が起きた46年、「最も貧しい人々に尽くしなさい」という神の啓示を感じ、スラムで働く決意をして、修道会退会を願い出る。


48年に退会許可が出ると、修道服を脱いで、質素な白いサリーを身にまとい、宗派を超えた活動を始める(38歳)。スラム街の子どもたちを集めて青空教室を開き、やがてボランティアや寄付が集まり始める。50年、「飢えた人、裸の人、家のない人、体の不自由な人、病気の人、必要とされることのないすべての人、愛されていない人、誰からも世話されない人のために働く」ことを目的とした「神の愛の宣教者会」を設立。この時からマザー(修道女のリーダーの敬称)・テレサと呼ばれる。

52年「死を待つ人の家」(ホスピス)、55年「孤児の家」、59年ハンセン病診療所(平和の村)開設。さらに、マザー・テレサと会のメンバーは、世界123カ国に活動を広げ、各地にホスピスや、HIV患者、ハンセン病患者、ホームレス、子どもたちのための施設、学校などを開設。


71年教皇ヨハネ23世平和賞、72年ジョン・F・ケネディ賞、73年テンプルトン賞、75年シュバイツアー賞など多くを受賞。79年にはノーベル平和賞を受賞し、賞金の19万ドルは、飢えに苦しむ人々の食料や孤独な人々のホーム建設資金に当てられた。

90年心臓病で手術、ペースメーカーを埋め込み活動を続ける。91年、バングラディシュのサイクロン被災者の緊急援助に当たる。97年に、87歳で永眠。カルカッタで国葬が行われ、マザーハウスに埋葬。2003年、教皇ヨハネ・パウロ二世により、福者に列せられる。


枝見太朗さん 略歴

財団法人富士福祉事業団理事長。富士福祉事業団は、1960年、日本で最も早くボランティア活動の推進を目的に活動を開始。全国に先駆けてボランティアスクールを開講し、多くの修了生が現在も第一線で活躍中。1965年に設置した富士ボランティア・ビューローはボランティアセンターの原型となる。


枝見さんとマザー・テレサとの出会いは1983年。マザー・テレサ存命中はスポークスマン的役割を果たし、延べ500人以上の日本人のマザーテレサとの面会をサポート。マザー・テレサ支援のコーディネーターとして、インドやアフリカなどへボランティアの派遣などを行ってきた。


最近は、行政とNPOや企業との協働における事業の制度設計や、政策立案などの支援を多く手がけている。東京ボランティア・市民活動センター運営委員、東京都社会福祉協議会理事をはじめとして、多くのNPOなどで役員を歴任。政策提言、講演などを中心に活動を展開中。著書に『非営利型株式会社が地域を変える』(ぎょうせい出版)、『私はマザーに会った』(共著・女子パウロ修道会出版)


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