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中野ブロードウェイ商店街振興組合

商店街の衰退が益々甚だしい!程なく、1990年のバブル崩壊と言われたあの≪悪魔の微笑み≫に翻弄された日々から30年の月日を迎えようとしています。

誰もが経験したことのない空恐ろしい事態に呆然としているだけの時間の経過は、多くの人々に非情の結末へ導く悪路となりました。考えれば、その時から『商店街』の在り様が問われてきたのかもしれません。経営が成り立たずシャッターをおろしてしまった商店街を、マスコミは「シャッター通り」という不名誉な名称を付けました。賑やかな人通りがいつしか閑散とした風景に変り、復活の余力もなく転職をしていく数多の店主の表情には、唯々無念の皺が刻まれていきました。他方、こうして神様の篩にかけられ生き延びてしまった店主達にも安穏な時間は与えられませんでした。後継者不足、通販の台頭、人口減少、外資の攻勢、節約社会。やがて、都会においても商店街が消滅していく時代の到来が現実になりつつあります。こうした危機的諸要素を受け入れて、結局私たちの脳裏に浮かぶことは、人々に集まって貰えるためには〈小商人〉ではなく〈人〉としての感性を磨いてくれる場が要求されてきているのではないかということでした。つまり、物と物とが売買される場においても人と人とが文化意識で繋がる空間が求められるようになってきたということなのです。こうした空間は、心の琴線に触れる機会を醸し出してくれる誠に心地よい〈時間の温泉〉といえる場でなければならないものなのです。

私達がこうしたことに気付き始めた頃から愛成会との奇しき縁が生まれたのです。それまでの内向きの関係に留まっていた愛成会にも、商店街との新しい交流の始まりが到来したわけです。窮すれば通ず、相互に手探りの状態で行き詰っていた時の出会いであったのです。爾来、毎年挙行されてきたアール・ブリュット展は8回目を迎えることになり、当商店街にとっても文化事業の3本柱の1つとして揺るぎないものとなったのです。露出度の高い位置で、数々の個性が華々しく発する電波に刺激を受け、見詰める人に語り掛ける空間がこうして生まれてきたわけです。「無名」と「高き獅子」の交流の響きが染み入る場に、余人の戯れ言は微塵も入る余地は無いのです。電波を感じ、その刺激を自らの心の小さな部屋に無言で仕舞い込む人が1人1人と増える作業に、私達商店街の役割が出てきたというわけです。この役割の変化に、どれだけ肉薄できるか商店街の命運がかかっているといっても過言ではないのです。凡そ、想像もつかない組み合わせとなった私達の関係の底流には、物を売ることに狂奔して本来の人と人との交流を置き忘れてきたモノを取り返す使命が、淀みなく流れているのです。全く無縁であった両者が、共に目指す方向に『創造の日溜まり』があることに気付き始めており、アール・ブリュットを通じて蜜月の域に入っているといえます。

執筆:中野ブロード商店街振興組合理事長 青木武

NAKANO BROADWAY:http://www.nbw.jp

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