ネットワーク 375号(2021年12月号)
市民活動を応援するおカネのこと
ISBN: 978-4-909393-32-6
点
A4判・24ページ
400円(税込)
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2021年発行
おカネを“出す”“もらう”という一面的な関係をこえて、社会問題の解決に向けた「ともに歩む仲間」としてのアプロ―チと、実効性のあるおカネのあり方について考えます。
ボランティアグループやNPOといった市民活動団体にとって、活動資金のことは避けて通れない問題の一つです。ボランティア・市民活動を応援するおカネには、寄付や助成金、融資などさまざまな種類がありますが、結果的に、資金的支援を受ける側が自分たちの団体の自主性、主体性を十分発揮することにつながらないと感じられるような課題もあります。一方で、社会状況の変化や、頻発する災害、コロナ禍等を踏まえ、資金的に支援する側も、これまでの基準ややり方を見直し、より使いやすいおカネとなるよう、団体や活動の実態、希望、意見などを支援内容に反映させることに取り組んできています。
今号では、助成団体等の取り組みや課題と担当者の想いについてもうかがいました。おカネを“出す”“もらう”という一面的な関係をこえて、社会問題の解決に向けた「ともに歩む仲間」としてのアプロ―チと、実効性のあるおカネのあり方について考えます。
ネットワーク 375号(2021年12月号) のもくじ/まえがき
〔特集〕市民活動を応援するおカネのこと
- 市民活動を応援する助成金 / 阿部陽一郎(中央共同募金会)
- 草の根の市民活動に寄り添う、パルシステム東京 市民活動助成基金
渡邊日出幸・松長乃生(パルシステム東京) - 世田谷まちづくりファンド「つながりラボ部門」をめぐって
饗庭 伸(東京都立大学 都市環境科学研究科教授) - 民間助成団体・NPO対象融資金融機関へのアンケートから見えること
- 《スペシャルインタビュー》 市民活動を応援するおカネの未来を考える
オラクル有志の会 ボランティア基金の20年から
引田ターセン、高橋三二郎(三菱UFJ信託銀行)、関口宏聡(シーズ/セイエン) - 〔あすマネ〕
活動に必要なオカネ、どうやって集めたらよい?
NPOの資金調達
〔変わりゆく社会とボランティア・市民活動〕
- 増え続ける災害に立ち向かって / 上島安裕(ピースボート災害支援センター)
- 大きな変化のときの今こそ、リスク・マネジメントで乗り越える
中原美香(NPOリスク・マネジメント・オフィス)
- 〔いいものみぃ~つけた!〕
まあるい広場 の 手しごと作品
〔情報誌『ネットワーク』〕 115種類の商品があります。 12種類ずつ表示します。
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