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わが国は、歴史上また世界でも経験したことがない人口減少・超高齢社会を迎える。国は地域包括ケアシ
ステムの構築等を企図した改正介護保険法を施行、全国一律の基準にもとづいたサービスから地域の実情に
応じた多様な主体による様々なサービスを充実し、地域共生社会の実現を目指すことを示した。そして、そ
の実現に向けた施策である生活支援体制整備事業において、各自治体に生活支援コーディネーターが配置さ
れることになった。
生活支援コーディネーターは地域の実情に応じた配置が可能とされ、そのコーディネーターを配置する組
織や人材も多様な状況が見えてきた。あらたな制度に位置づけられた生活支援コーディネーターに求められ
る役割は、これまで社会福祉協議会がすすめてきた住民主体の地域福祉推進の取り組みや地域包括支援セン
ターによる地域のネットワーク構築などと重なっている。地域福祉コーディネーターやボランティアコー
ディネーター、福祉・医療専門職などがそれぞれ個別に取り組んでいる場面が見られ、連携や協働した取り
組みが報告されているものの、役割や機能の整理が不十分なまま混乱と困惑が現場の関係者間で生じている。
そこで、本研究集会では、これまでの地域福祉推進の取り組みを振り返り、地域づくりをすすめる多様な
コーディネーターの実践事例から、地域住民との連携、多職種・多機関との協働など、今問われる多様な地
域づくりコーディネーターの役割を考察し、地域共生社会/地域包括ケアの実現に向けた新しいステージを
展望する。
2019年12月14日(土)
13:00~16:30 (12:15~受付開始)
文京区
東洋大学白山キャンパス スカイホール(2号館16階)
東京都文京区白山5-28-20
正門(旧白山通り)よりお入りください。
日本地域福祉学会会員、地域包括支援センター、社会福祉協議会、ボランティア・
市民活動センター、生協、農協、NPO、行政等の関係者など
2019年12月10日(火)
申込ページにて受付(下記URLよりお申込みください。)
https://ws.formzu.net/dist/S59554993/
(1)挨拶13:00-13:05
関東甲信越静部会研究集会実行委員長
加山弾(東洋大学社会学部社会福祉学科教授)
(2)課題提起13:05-13:15
梅澤稔(千代田区社会福祉協議会)
(3)基調講演13:15-14:15
「地域づくりをすすめる多様なコーディネーターの役割」
諏訪徹氏(日本大学文理学部社会福祉学科教授)
内容
①地域共生社会/地域包括ケアシステムの背景、地域福祉推進の経過を振り返る。
②地域共生社会/地域包括ケアシステムの実現のために、コーディネーターに求め
られる役割。
③東京らしい“地域共生社会づくり”のあり方について(東京都社会福祉協議会地域
福祉推進協議会の議論をふまえた報告)
休憩15分
(4)シンポジウム14:30-15:35(20分×3+5分)
①前田雄太氏(調布市社会福祉協議会地域福祉推進課地域支援担当係長)
②山下淳氏(葉山町社会福祉協議会はやま住民福祉センター主幹)
③内田美穂氏(東京都北区桐ケ丘やまぶき荘地域包括支援センター生活支援コーディネーター)
モデレーター梅澤稔(千代田区社会福祉協議会)
論点
各地区の地域づくりコーディネーターの取り組みから機能していること、課題になっていることの要因
は何か。
それぞれの地域づくりコーディネーターの機能や役割の特徴とは何か。
地域共生社会づくり、地域包括ケアシステムの構築のために、コーディネーターの機能を最大限に生か
すためにはどのような体制が必要か。
(5)コメント15:35-15:50
コメンテーター熊田博喜(武蔵野大学人間科学部社会福祉学科教授)
堀崇樹(足立区社会福祉協議会)
(6)質疑応答15:50-16:25
(7)挨拶16:25-16:30
関東甲信越静部会研究集会副実行委員長
山本美香(東洋大学ライフデザイン学部生活支援学科教授)
100名
学会員500円、一般1,000円
当日、現金にてお支払いください。
sw-cdws@toyo.jp (担当:東洋大学福祉社会開発研究センター上西)