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【NPO法人ホロコースト教育資料センター】
5/16(日)ハンナ・ブレイディ生誕90年記念オンライントーク「ララ・ハンナの宝物」

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受付は終了しました
 

ID:48761

※この情報の内容は受付を終了しています。連絡先など変更されている場合がありますのでご注意ください。

キーワード:
カナダダイアローグ人権平和歴史
活動テーマ:
外国人・多文化共生 、 子ども 、 人権・平和
団体名:
NPO法人ホロコースト教育資料センター

趣旨

ホロコースト生還者二世のララ・ハンナ・ブレイディさんに、戦前・戦中から奇跡的に残る家族の遺品を紹介していただきながら、ブレイディ家の物語についてお話していただきます

主要項目

開催日

2021年5月16日(日)


10:00~12:00

地域

不特定

場所

オンラインで全国どこからでもご参加いただけます

対象

小学生から大人まで、興味のある方はどなたでも

申込み方法・備考

参加申込は下記のホームページで受け付けています
https://kokoro20210516.peatix.com/

内容

アウシュヴィッツ博物館からひとつの旅行かばんが届いて21年もの年月が経ちます。2000年春、一人ひとりを大切にする寛容な社会をつくりたいと思い描き設立された、ホロコースト教育資料センター(Kokoro)の活動が始まってまだ間もない頃でした。形のあるモノを通して命への想像力を育むことができたらと考え、アウシュヴィッツ博物館に協力をお願いしていました。

数ヶ月後に博物館から届いたかばんには、白いペンキで文字が書いてありました。「ハンナ・ブレイディ 1931年5月16日生まれ 孤児」

「ハンナってだれ?」「どんな子だったんだろう」当時開いていた展示室にかばんを見に来てくれた子どもたちから、たくさんの質問が飛び出しました。調べてみると、ハンナの家族の中でただ一人アウシュヴィッツ強制収容所を生きのびたお兄さんがカナダに暮らしていることが分かりました。

ハンナの兄ジョージ・ブレイディさんと日本の子どもたちが出会うまでの物語は、その後本や舞台、映画になり、これまで「ハンナのかばん」は、国内外1,200の学校を訪ね、20万人を超える子どもたちに出会ってきました。いつもジョージさんに寄り添い、一緒に世界中の学校へ旅をしてきたのが、娘のララ・ハンナさんです。

ララさんが幼いころから大切にしている一枚の写真には、子どもの頃の父ジョージとその妹ハンナが写っています。ララさんにとって叔母にあたるハンナは、第二次世界大戦の時に殺されたと聞いていました。「こんなに小さな子が殺されるなんておかしい、嘘だ」と思ったララさんは、小学校からの帰り道によく、いつもの曲がり角で少し立ち止まって、ハンナがいつか現れるはずと信じて待っていました。

中学生になると、「戦争のとき、本当は何があったの?」とララさんはしつこく父に問いただすようになりました。自らのアウシュヴィッツでの辛い体験について語る言葉が見つからなかったジョージさんは、娘を現地に連れていくことにします。ハンナがガス室に送られて殺された、その場所を初めて訪ねたのはララさんが14歳の時でした。そして、初来日した高校生の時から今日に至るまで、ララさんは世界中の子どもたちと対話を続けています。

今年2021年5月16日は、ハンナが生きていたら90歳の誕生日。戦前・戦中から奇跡的に残る家族の思い出の品々を見せていただきながら、ララさん自身が受け継いできた叔母ハンナと父ジョージの兄妹の物語をお聞きします。これまでの体験を経て、ララさんは今どんなことを思っているでしょうか。一人ひとりのかけがえのない命に思いをめぐらせながら、同じ時代を生きる私たちも共に、歴史が投げかけるメッセージを考えてみませんか。

ゲスト

ララ・ハンナ・ブレイディ Lara Hana Brady

カナダのトロント出身。2001年、ホロコースト生還者の父と共に初来日。アウシュヴィッツで13歳で殺された叔母ハンナ・ブレイディの名前が記されたかばんと対面し、日本の子どもたちに家族の物語を語る。以来20年以上に渡って、父と共に世界各地の学校で講演活動を行いながら、「ハンナのかばん」の原作、舞台や映画の監修を務める。戦前・戦中のブレイディ家の遺品を管理しながら、様々な教育プロジェクトに提供している。昨年のホロコースト解放75周年からオンラインでも子どもたちへの講演活動を継続して行っている。

聞き手

NPO法人ホロコースト教育資料センター代表 石岡史子

言語

日本語と英語の同時通訳がありますので、ご希望の言語をお選びいただけます

参加費

無料。寄付チケットあり。

前日までの準備

Zoomというウェブ会議ツールを使います。初回のみインストールが必要です。初めての方は事前にお願いします。すでにお使いの方も最新版にアップデートしてご参加ください。

配信によって実施しますので、ご利用のwifi環境などによって音声や映像の乱れが生じる場合があります。ご了承いただきますようお願いいたします。

この情報に関するお問い合わせ

NPO法人ホロコースト教育資料センター

TEL : 03-6450-3413

Email : info(at)npokokoro.com

学校訪問授業で事務所を留守にすることがあります。お問合せはなるべくメールでお願いします。

団体紹介
団体名称 : NPO法人ホロコースト教育資料センター
差別や偏見の愚かさ、命の大切さを学ぶため、ホロコースト史を教材とした訪問授業や教材の貸出を行っています。学校や自治体、PTA、地域の学習団体から、総合的な学習、命の授業、道徳、人権・平和学習に役立てていただいています。毎年1月27日前後に、国連が定めた「ホロコースト国際デー」には、シンポジウムや上映会を開催。ポーランド、ドイツなどヨーロッパへのスタディツアーを企画・引率。一人ひとりがかけがえのない命。皆が自分らしく生き、人を思いやる共生の社会を作ることを目指しています。