新型コロナウイルス NPOから寄せられる相談とQ&A(相談の窓口から)

ボランティアについて

ボランティア活動に関わる声も寄せられています。一番多いのは「ボランティアで参加してもらえる活動がなくなった」というものです。一方TVACには「在宅時間が増えたので、ボランティア活動を始めたい」という市民からの相談が複数届いています。

活動を休止している団体からは、「参加の機会がなくなり、ボランティアさんのモチベーションが落ちてしまうのではないかと心配している」という声、今まさに最前線で活動しているNPOからは「もっとたくさんの力が必要だが、ボランティアさんの中には、遠方に住んでいて長距離の移動を控えるために参加できなくなった人や、家族からの反対があり参加できなくなった人などがいて、人が足りていない状態」との声があります。

これまで、月数回、ボランティアが集まってお便りの発送作業をしていた団体からは、「各自、自宅で作業できるように封筒などを送ることもできるが、集まっておしゃべりするのを楽しみに参加してくれている人が多かったので、作業だけをお願いすることはできない」という話もありました。「外出イベント時にボランティアを募って、子どもとボランティアがペアになりかなり濃厚に接触しているが、今後も同様でいいのか、と思案している」という団体もあります。

ボランティア活動を取り巻く状況も変化しています。多様な方法で市民にひらかれた参加の機会をつくりながら、安心安全をどう確保できるのか、ボランティアプログラムやボランティアコーディネーションの新たな課題になりそうです。

※今できるボランティア活動については、別の記事で紹介します

(相談担当M)