市民社会をつくる
ボランタリーフォーラム TOKYO 2017

NPO・地域活動に関わる人たちのキャリアにまつわる“もやもや”を語るカフェ

分科会3

NPO・地域活動に関わる人々の生活は収入や社会保障などの面で安定的ではなく、そうした仕事が魅力あるキャリア(職歴)として社会的に認められているとは言いがたい現状があります。どうしたらNPO・地域に関わることで生活を安定させ、キャリアの選択肢の一つとして考えることができるのか、その“もやもや”を話し合ってみませんか?


日時: 2月10日(金)19:00〜21:00

定員: 20名

話題提供:

  • 関口 宏聡さん(認定NPO法人シーズ・市民活動を支える制度をつくる会)
  • 市川 望美さん(非営利型株式会社ポラリス)
  • 石山 恒貴さん(法政大学大学院政策創造研究科 教授)

おすすめ: 20〜40代できちんとした職業、仕事としてNPOや地域活動に継続的に関わっていきたいと考えている方

キーワード: NPO、地域活動、キャリアアップ、ワークライフバランス、若者の社会参加

講師紹介

〈関口宏聡(せきぐちひろあき)さん(認定NPO法人シーズ・市民活動を支える制度をつくる会 代表理事)〉

1984年生まれ、千葉県佐倉市出身。2003年より千葉県の環境NPOにて、子ども自然体験活動や休耕田の再生活動などを5年間行う。持続可能な発展のための教育(ESD)の観点を盛り込んだ、千葉県の環境学習基本方針策定にも参画した。2009年、東京学芸大学教育学部環境教育専攻卒業。2007年6月からシーズに勤務し、NPOのファンドレイジング(資金開拓)支援や日本ファンドレイジング協会設立事業、新寄付税制・認定NPO法人制度改正に関する政策提言(アドボカシー)活動に従事。2011年の「新寄付税制・NPO法改正」や2016年のNPO法改正の実現では、市民側の中心的役割を果たし、現在この活用促進のため、NPO・市民への普及活動に奮闘中。新宿区協働支援会議委員、神奈川県指定特定非営利活動法人審査会委員、東京ボランティア・市民活動センター運営委員など。


〈市川望美(いちかわのぞみ)さん(非営利型株式会社Polaris 取締役ファウンダー)〉

1972年生まれ。1994年青山学院女子短期大学英文学科卒業後、IT系企業へ入社。2002年長男出産後、育児休業を取得したのち退職。2003年からは育児をしながら“当事者発信型・循環型”の子育て支援に従事。NPO 法人せたがや子育てネット理事、アミーゴプリュス合同会社代表社員などを経験。2011年内閣府地域社会雇用創造事業ビジネスプランコンペティションで起業支援案件として採択され、地域における多様な働き方を支える基盤づくり事業を開始。2011年8月「ここちよく暮らし、はたらく為の拠点」として"cococi"Coworking Space立ち上げ。「セタガヤ庶務部」等育児中の女性たちによるあたらしい組織づくりや、暮らしを価値に換える「ロコワーキング事業」などに取り組む。2016年10月からは、多様性を前提としたフォロワーシップによるチーム経営にシフトするため代表を交代、取締役ファウンダーとなる。「女性」「地域」「新しい働き方」などをテーマにした講演も多数。中2男子、中1女子年子の母。


〈石山恒貴(いしやまのぶたか)さん(法政大学大学院政策創造研究科教授)〉

一橋大学社会学部卒業、産業能率大学大学院経営情報学研究科経営情報学専攻修士課程修了、法政大学大学院政策創造研究科政策創造専攻博士後期課程修了、博士(政策学)。一橋大学卒業後、日本電気(NEC)、GE(ゼネラルエレクトリック)、バイオ・ラッド ラボラトリ-ズ株式会社執行役員人事総務部長を経て、現職。ATDジャパン理事、タレントマネジメント委員会委員長。NPOキャリア権推進ネットワーク研究部会所属。

主な論文:Role of knowledge brokers in communities of practice in Japan, Journal of Knowledge Management, Vol.20 Iss 6,2016.

主な著書:『パラレルキャリアを始めよう!』ダイヤモンド社、2015年、 『組織内専門人材のキャリアと学習』生産性労働情報センタ-、2013年、他