
ネットワーク 376号(2022年2月号)
語り合う先に場をつくる
ISBN: 978-4-909393-33-3
点
A4判・24ページ
400円(税込)
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2022年発行
周囲が困りごとを持つ人に気づかなかったり、地域や社会の問題が見えづらくなっている中、さまざまな人が行き交い、集い、語り合える場づくりを行う市民活動があります。多様な人とかかわるうちに周他者への関心や思いやりが培われます。自ら歩み出すまでの時間を許容する、ささやかな試みは、効率優先の社会に一石を投じているのではないでしょうか。
以前の地域コミュニティには、たまり場や井戸端会議など、自然に人と関わったり、コミュニケーションをとる場がありました。
現在、主に都会では、周囲が困りごとを持つ人に気づかなかったり、地域や社会の問題が見えづらくなっています。こうした状況を踏まえ、さまざまな人が行き交い、集い、語り合える場づくりを行う市民活動があります。
今号では、三者三様の場づくりを行っている、芝の家、NPO法人グッド、ちよとものみなさんに寄稿をいただきました。現場のリアルな声からは、多様な人とかかわるうちに周囲に対する関心や他者への思いやりが芽生え、培われるものであることを窺い知ることができます。自ら歩み出すまでの時間を許容する、ささやかな試みは、効率を優先し数で推し量る社会に一石を投じているのではないでしょうか。
ネットワーク 376号(2022年2月号) のもくじ/まえがき
〔特集〕語り合う先に場をつくる
- 人の気配がするところ / 加藤亮子(芝の家)
- 気持ちのいい人間関係って、なんだろう。
─ 若者が集い、育つ、「きっかけ」の場所
磯田浩司(NPO法人 グッド) - 収穫には立ち会えないかもしれませんが、沢山の種を蒔きたい
高橋孔明(ちよとも)
- 変わりゆく社会とボランティア・市民活動 ─ 音訳を通して社会を変える
藤田晶子(全国音訳ボランティアネットワーク) - 2021年 ボランティア・NPO・市民活動をめぐる動き
- 〔セルフヘルプという力〕
何もわからなかった時はひたすらつらかった ─ DV や虐待は身体的暴力だけじゃない
加納由絵 - 〔いいものみぃ~つけた!〕
あとりえトントン の 革工芸 / あとりえトントン - 〔東京ボランティア・市民活動センターの事業から〕
シンポジウム「これからのボランティア・市民活動」/「災害時のための市民協働 東京憲章」を読み解く
〔情報誌『ネットワーク』〕 121種類の商品があります。 12種類ずつ表示します。
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