
ネットワーク 378号(2022年6月号)
Withコロナ時代の『リモート・ボランティア』~はなれていても、つながれる~
ISBN: 978-4-909393-39-5
点
A4判・24ページ
400円(税込)
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2022年発行
コロナ禍でも人と人が支え合えるように、在宅やオンラインで参加する「夏のリモート・ボランティア0」を昨年度より企画・開催してきたTVACの経験から、リモート・ボランティア(以下リモボラ)ならではの利点が多くあることを知り、同時に課題も判明してきた。こうした点を紹介し、受け入れ側と活動者への取材を通して、ボランティアの一つの形として、その可能性を考えたい。
2020年、新型コロナウイルスの影響により、実際に活動先に行き、対面で関わることを主とするボランティア活動の実施が困難になった。TVAC をはじめ、地域のボランティアセンターで力を入れてきた「夏の体験ボランティア」が中止となるなか、福祉施設の利用者などから「ボランティアさんが来なくて寂しい」といった声があり、一方、TVAC には「ボランティア活動をしたい」「こんな状況だからこそ何かできることはないか」といった問い合わせが寄せられた。
そこで、TVAC ではコロナ禍でも人と人が支え合えるように、在宅やオンラインで参加する「夏のリモート・ボランティア2020」を企画。その結果、予想以上の反響があり、21年度もプログラムをさらに充実させて開催した。
TVAC では、こうした2年の実践経験から、リモート・ボランティア(以下リモボラ)ならではの利点が多くあることを知り、同時に判明した課題に配慮しつつ、今後は対面のボランティアと並行してリモボラを企画していく予定である。
今号では、リモボラの特徴や課題、行う上での留意点などを紹介し、受け入れ側と活動者への取材を通して、ボランティアの一つの形として、その可能性を考えたい。
ネットワーク 378号(2022年6月号) のもくじ/まえがき
〔特集〕 Withコロナ時代の『リモート・ボランティア』
- Withコロナ時代の『リモート・ボランティア』 ─ はなれていても、つながれる
東京ボランティア・市民活動センター/夏ボラ担当 - 〔活動事例〕 多彩に広がるリモート・ボランティア
- 新しい社会貢献のカタチ
デロイト トーマツ グループ「秋のリモート・ボランティア」
人・社会・地球のWell-beingをめざして
田中祥子(デロイト トーマツ コーポレート ソリューション)
- 〔『ネットワーク』編集委員企画〕
ウクライナのフリースクールとデモクラティック教育
朝倉景樹(TDU・雫穿大学 社会学ゼミ) - 〔セルフヘルプという力〕
非正規雇用、シングル女性として生きるということ - 〔市民協働東京憲章〕
災害時に向けた地域の活動と「災害時のための市民協働 東京憲章」
三藤和寛(武蔵野市市民社会福祉協議会) - 〔いいものみぃ~つけた!〕
ボルタ工房 の ボルト人形 ─ 鉄の街で、鉄を用いたまちづくり / NPO法人テツプロ - 〔トピックス〕 1年間の相談を振り返って(2021年度) TVAC相談窓口から