
ネットワーク 368号(2020年10月号)
性差別と生きづらさのない社会をめざして
ISBN: 978-4-909393-23-4
点
A4判・24ページ
408円(税込)
※送料についてはこちらをご覧ください。
2020年発行
医大入試女子減点事件などのニュースの中、ジェンダーギャップ指数において世界153か国中121位を記録した日本。経済的にも、多くの女性が雇用差別を受け、平均賃金も男性よりずっと低く抑えられてしまっている。現代日本に暮らす女性がどのような課題に直面しているのか。また、それらをどのように乗り越えようとしているのか。読者それぞれが考えを深めるよすがとしたい。
世界経済フォーラムが発表するジェンダーギャップ指数において、2019年、日本は前年よりさらに順位を下げ、153か国中121位という過去最低位を記録した。
“伝統的家族観”なとど呼ばれる価値観が根強く残り、社会システムや意識の改革が遅々として進まずにいるなか、医大入試において女子だけが一律減点されていたことが明るみに出るなど、根深い性差別の状況は一向に改善していないようにも見える。
経済的にも、多くの女性が雇用差別を受け、平均賃金も男性よりずっと低く抑えられてしまっている。新自由主義的風潮がもてはやされ、貧富の差がこれまでになく広がるなか、女性であるがゆえにいっそう追い詰められてしまうケースも多いのではないだろうか。
こうした社会背景を踏まえつつ、現代日本に暮らす女性がどのような課題に直面しているのか。また、それらをどのように乗り越えようとしているのか。市民活動の視点からあらためて概観し、読者それぞれが考えを深めるよすがとしたい。
ネットワーク 368号(2020年10月号) のもくじ/まえがき
〔特集〕 性差別と生きづらさのない社会をめざして
- 「生きづらさ」の系譜をたどる
「女性」として、「語り部」として過去と未来をつないでゆく
栗田隆子 - 10代女性が暴力や搾取に行きつかなくてよい社会を
仁藤夢乃(Colabo) - 夫婦同姓・夫婦別姓が、自分たちで選べる国をめざして
井田奈穂(選択的夫婦別姓・全国陳情アクション)
- 〔あすマネ〕 団体の紹介文を見直したい!
団体紹介文ってどんなことを書いて、何を意識したらいいの?
- 〔思い立ったがボラ日〕 夏のリモート・ボランティア 2020
- 〔セルフヘルプという力〕 精神疾患の親をもつ子どもの会 こどもぴあ
- 〔いいものみぃ~つけた!〕 あしたば作業所 の 木工パズル
- 〔TVAC News〕 ききマネ講座「これからのボランティア活動 新しい課題と工夫」/感染対策オンライン勉強会
他