市民社会をつくるボランタリーフォーラムTOKYO 2024

ボランティア・市民活動推進のあり方と未来を考える

分科会 15

23年度に「東京におけるボランティア・市民活動推進のあり方に関する検討委員会2023」がまとめられ、コロナ禍を経て増大した格差や分断などが浮彫になり、社会参加の流れも単発のイベント参加など気軽な関わり方(エピソディック)になりつつあります。この変化に各区市町村のボランティア・市民活動推進機関はどのように対応するのか、私たちはどのような社会を目指すのか、この分科会で答えに近づくことを期待しています。



日時:2月10日(土)16:30~18:30

定員:会場40名 オンライン80名

出演:

枝見太朗さん

社会福祉法人東京都共同募金会

梅澤稔さん

いたばし総合ボランティアセンター

上田英司さん

特定非営利活動法人日本NPOセンター

茨木尚子さん

明治学院大学


こんな方におすすめ!:

  • ボランティア・市民活動推進の職員や参画している市民
  • 協働推進の行政職員など


出演者紹介:

枝見太朗さん

社会福祉法人東京都共同募金会 常務理事・事務局長

1957年東京都新宿区出身。2023年6月一般財団法人富士福祉事業団理事長を退任し、同年7月 社会福祉法人東京都共同募金会 常務理事・事務局長に就任。現在に至る。

1983年乗船した青年の船の寄港先インド・ボンベイ(ムンバイ)でマザー・テレサに出会い、その後1997年にマザー・テレサが亡くなるまで日本におけるスポークスマン、ボランティアコーディネーターを務めた。

公益社団法人東京青年会議所理事長、調布市市民活動支援センター開設準備委員会座長、茨城県小美玉市文化創造コーディネーター、岩手県釜石市地方創生アドバイザー、東京ボランティア市民活動センター運営副委員長などを歴任 。

著書に『非営利型株式会社が地域を変える』(ぎょうせい出版)、『私はマザーに会った(共著)』(女子パウロ修道会出版)、『よみがえれ釜石』(ぎょうせい出版)など。

梅澤稔さん

板橋区社会福祉協議会 いたばし総合ボランティアセンター/日本福祉教育・ボランティア学習学会特任理事

大学卒業後、薬品関係の民間企業に就職。1995年から都内の社会福祉協議会で20年以上にわたりボランティアセンターを担当し、地域特性を踏まえた活動を展開してきた。2022年に板橋区社会福祉協議会に就職し、災害ボランティア関係、ボランティア・市民活動講座やイベントの企画、情報紙の作成などを担当し、あらたな地域のボランティアセンターで奮闘中である。個人としては、自治会・町内会のボランタリーな地域福祉活動に注目し、地元の町会活動に参加しながら学習をしている。

上田英司さん

特定非営利活動法人日本NPOセンター/狛江市市民活動センター「こまえくぼ1234」運営委員長

認定特定非営利活動法人日本NPOセンター事務局次長。島根県出身。大学在学中に国際ボランティアに参加し、市民活動の持つ可能性に魅せられ大学を中退。国際ボランティアNGO・NICEの事務局長を経て、2017年日本NPOセンター入職。狛江市市民活動支援センター運営委員長、早稲田大学Life Redesign College講師などを務める。企業とNPOの協働事業やボランティアコーディネーションを専門として、市民参加の推進に取り組む。

茨木尚子さん

明治学院大学社会学部教授

専門は障害者福祉論。障害当事者が住み慣れた地域で活動する障害者自立生活運動に1980年代からかかわってきました。「我々抜きに我々のことを決めないで!」は障害者運動を超えた市民活動のスローガンだと考えます。市民活動の当事者性について語りあえればと思います。