ネットワーク 373号(2021年8月号)
若者に寄り添う市民活動2 「ヤングケアラー」を考える
ISBN: 978-4-909393-30-2
点
A4判・24ページ
400円(税込)
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2021年発行
周囲からは気づかれにくく、むしろ「家族」としてケアを担うことを期待されたり、公的サービス等を利用できることを知らないまま孤立を深めたり人生をあきらめてしまう人がいるといった状況も指摘される“ヤングケアラー”。これからの求められる社会の在り方についてあらためて考えます。
ここ数年“ヤングケアラー”の存在が社会的にも注目されています。ヤングケアラーを含むケアラーへの支援については、条例を制定するような自治体の動きもでてきました。ヤングケアラーについては、ケアが家庭内で行われているため、周囲からは気づかれにくく、むしろ「家族」としてケアを担うことを期待されている場合があることや、社会資源・公的サービスなどを利用できることを知らないまま、孤立を深めたり、進学や就職など人生に関わる選択を躊躇したり、あきらめてしまう人がいるといった状況も指摘されています。また、ケアを必要とする人の理由や、そのくらしは多様であり、そのケアを担っているヤングケアラーの実態も様々だといえます。
前号に引き続き今号では、「若者に寄り添う市民活動」という観点から、活動の中でこの問題にかかわりを持つようになった団体や当事者のお話を伺い、今、様々な場面で、ヤングケアラーがどのような状況に置かれ、どのような課題があるのか、これからの求められる社会の在り方についてあらためて考えます。
ネットワーク 373号(2021年8月号) のもくじ/まえがき
〔特集〕若者に寄り添う市民活動 2 「ヤングケアラー」を考える
- ヤングケアラー・若者ケアラーへの支援を考える
江戸川区におけるヤングケアラーの実態調査より
毛塚香恵子 (ケアラーパートナー ?木の根っこ?) - “きょうだい”“子ども”として生きること
家族をケアした経験のある人たちに聴く
藤木和子(聞こえないきょうだいをもつSODAの会)、坂本 拓(精神疾患の親をもつ子どもの会 こどもぴあ) - 在住外国人に関わる活動から見えてきた、“見えづらい”ヤングケアラーたち
新居みどり(ピナット~外国人支援ともだちネット 子ども学習支援教室コーディネーター)
- 〔あすマネ〕
食品を届ける活動を始めたい ─ 食を介した活動とフードバンクの始め方
- 〔思い立ったがボラ日〕
やってみよう、収集ボランティア
シャプラニール=市民に よる海外協力の会、日本国際ボラン ティアセンター(JVC) - 〔セルフヘルプという力〕
感覚が人より深いHSP ─ 感受性が強すぎると言われて育った私 - 〔いいものみぃ~つけた!〕
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