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カンボジアの農村部には、文字の読み書きができないことから、日々の生活に困難を感じている人が数多くいます。
2008年の国勢調査によると、当国の成人識字率は77.6%とされていますが、日常生活において実際に読み書きを使いこなせるのは、
この半分ほどとみられています。
このような状況の背景には、過去の紛争等の混乱で、子どもの時に基礎教育を受けられなかったということが挙げられます
(小学校未修了成人、約8割:シャンティ対象地調査より)。
また、非識字と貧困との相関関係も国際機関などに懸念されています。
成人になってから学べる機会は、とりわけ農村部においては、皆無に等しい状況です。
そこでシャンティは、村人による生活向上の基礎となる能力・知識の習得を目的とした、地域学習センタ—(CLC)事業を
カンボジアで開始しました。
本事業では、3州に6つの地域学習センターを設立し、教育省及び地域住民の協力の下、識字教室開催等の活動の実施から
図書館の運営に至るまで、センターの自立化を支援します。
基礎教育の機会を村人に提供することで、自己および地域の開発につなげていくことを目指します。
今回は「なぜ識字が人間に必要なのか」というお話を国際識字文化センター(ICLC)代表の田島伸二先生にいただきます。
その後、シャンティ国際ボランティア会カンボジア事務所の江口が、現地で行っている活動の報告を行います。
▽イベントについて詳しくはコチラをご覧ください
2014年4月23日(水)19:00--20:30 (開場18:30)
EDITORY
(東京都千代田区神田神保町2-12-3 安富ビル4F)
1000円
フェアトレード商品などの物販も行います。
田島伸二
国際識字文化センター(ICLC)代表、識字教育専門家、寓話作家、心の絵地図分析主宰
1977年から1997年までユネスコ・アジア文化センター(ACCU)の、ユネスコに加盟するアジア・太平洋25か国の
識字教育・図書開発の責任者を務め、識字教材製作や図書開発の読書推進などのプログラムを推進する。
1997年より、ICLC国際識字文化センターを設立。
アジア地域などでJICAやNGOの幅広い識字や文化活動を行っている。
2011年からは、東北の原発の被災地などで、絵地図分析を通じて被災地の子どもや大人のケアにもあたっている。
代表作「大亀ガウディの海」など。
江口秀樹
神奈川県茅ケ崎市出身。国内外のNGOでボランティア、インターン等を経て、
2010年、シャンティ国際ボランティア会カンボジア事務所に赴任。
現在、ノンフォーマル教育事業調整員として、コミュニティラーニングセンター事業を担当。
ご参加いただくには事前にお申し込みが必要です。
電話、メール、HP内のフォームで受け付けております。
▽受付フォームはコチラ
公益社団法人シャンティ国際ボランティア会
広報課 : 鎌倉
Tel: 03-6457-4585
Email: pr@sva.or.jp