※この情報の内容は受付を終了しています。連絡先など変更されている場合がありますのでご注意ください。
2014年11月15日(土)
港区
■開催趣旨
ソーシャルワーカーの支援の射程が大きく変容しようとしている。我が国における社会福祉制度が伝統的に捉えてきた社会問題に「貧困」があり、福祉事務所に従事するケースワーカー(社会福祉主事)を中心に、その対応に努めてきた歴史が綿々と続いている。しかし、人びとが自身の生活を通じて遭遇する何らかの危難は、ここでいう「貧困」なる用語だけでは語り尽くせないほどに複雑化し、結果、ソーシャルワーカーは、その対応に奔走するが、多様な課題が噴出する状況に置かれることも多い。そのため対応方法や独自性に関する議論も必然的に沸騰するが、大方の了解も得られないまま迷走し、多くの時間だけを費やしてきた感が残る。
議論が迷走する要因(障壁)は何か。
ソーシャルワーク研究所は、この課題について、今なおソーシャルワーカーとしての行為・行動に関する思考の「形式」「方法」「枠組み」に一定の共通性を定立できないままにあり、自らの「専門性」を唱える上で必要な共通基盤や大義(cause)への同一化も図りにくい事態が放置されているためと指摘してきた。そこで、本年度のシンポジウムは、議論の再燃を企図して、ソーシャルワーカーの「専門性」について、以下の切り口から検証する時間を共有することにしてみたい。
①「専門性」論議に発展性が見いだせないのは何故か
②人と環境の接触面に生起する支援課題の構造を解析しながら、「専門性」が問われる「支援困難事例」とは何か、そこに見いだせる支援過程の障壁とは何か
③ソーシャルワーカーの「専門性」が各実践領域でどのように問われてきたか
④このような問いかけに対する各実践領域における議論の到達点とは
⑤連辞符的表記のソーシャルワークが氾濫する中で、ベースラインとして共有すべき「専門性」を明確化することは可能か
■開催概要
2014年11月15日(土) 13:00〜17:30
明治学院大学 白金校舎2号館2101教室 (東京都港区白金台1-2-37)
アクセス… http://www.meijigakuin.ac.jp/access/
5,000円
80名(定員になり次第締め切り)
■プログラム
■申込み・参加方法
↓
↓
E-mail swkenkyu@mail.meijigakuin.ac.jp
お問い合わせはメールでお願いいたします。なお、回答にお時間を頂戴する場合がございますのでご了承願います。
連絡先
ソーシャルワーク研究所
〒108-8636 東京都港区白金台1-2-37 明治学院大学 北川清一研究室気付
Fax 03-5421-5344
E-mail swkenkyu@mail.meijigakuin.ac.jp
URL http://www.meijigakuin.ac.jp/~kitagawa/
お問い合わせはメールでお願いいたします。なお、回答にお時間を頂戴する場合がございますのでご了承願います。