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イベント・講座

【公益財団法人 トヨタ財団】
2018年度トヨタNPOカレッジ「カイケツ」講座

受付は終了しました
 

ID:43130

※この情報の内容は受付を終了しています。連絡先など変更されている場合がありますのでご注意ください。

キーワード:
NPO問題解決社会的課題
活動テーマ:
国際協力 、 環境 、 災害・被災地 、 地域・まち・居場所づくり
団体名:
公益財団法人 トヨタ財団

趣旨

トヨタNPOカレッジ「カイケツ」で学ぶのは、トヨタの「問題解決」という手法です。トヨタ自動車では、新入社員の時からこの手法を学びます。生産現場だけでなくあらゆる組織や事業に応用可能な手法です。

本講座では、社会的課題の解決に取り組むNPO 等の非営利組織を対象に、「代表者に仕事が集中する」、「業務効率が悪い」、「業務品質がばらつく」など、事業を進めていくうえで発生する問題を解決していく力を身につけ、地域や社会の課題解決の担い手としてより大きな成果を出していただくことを目的にトヨタの「問題解決」手法を学ぶ講座を開催します。

講師を務めるのは、昨年度から引き続き、トヨタ自動車で長く品質管理に携わってきたトヨタ自動車業務品質改善部主査・古谷健夫氏のほか、経験豊富な講師陣です。また、「問題解決」の講座以外に「ファンドレイジング」「ボランティアマネジメント」「広報」のオプショナル講座(希望者のみ)も開催します。

主要項目

開催日

2018年5月17日(木)

2018年5月18日(金)

2018年6月21日(木)

2018年7月19日(木)

2018年8月9日(木)

2018年11月27日(火)


第1回 2018年5月17日(木)  13:00~17:00(終了後懇親会)
第2回 2018年5月18日(金)  10:00~15:00
第3回 2018年6月21日(木)  13:00~17:00
第4回 2018年7月19日(木)  13:00~17:00
第5回 2018年8月9日(木)  13:00~17:00
第6回 2018年11月27日(火) 13:00~17:00

地域

文京区

場所

【第1回~第3回 新宿三井ビル】(東京都新宿区西新宿2-1-1)
 JR山手線・中央線・埼京線/小田急線/京王線「新宿駅」 徒歩約6分
 東京メトロ丸ノ内線「西新宿駅」 徒歩約2分
 都営地下鉄大江戸線「都庁前駅」 徒歩約1分
 都営地下鉄新宿線「新宿駅」 徒歩約11分

【第4回~第6回 トヨタ自動車 東京本社】(東京都文京区後楽1丁目4-18)
 JR総武線「水道橋駅」 西口より徒歩5分
 JR総武線「飯田橋駅」 東口より徒歩5分
 地下鉄東西・南北・有楽町線「飯田橋駅」 A1出口より徒歩5分
 地下鉄大江戸線「飯田橋駅」 C2出口より徒歩3分

対象

・社会課題の解決に取り組むNPO 等の公益組織( 所属組織の法人格の種別・有無は問いません)
・1 名以上の常勤職員のいる組織。1 年以上の活動実績のある組織
・組織の代表など中核を担う人材
・学んだことを現場で実践し、課題を提出できる方
・全回参加できる方( ただしやむを得ない場合は同組織から代理の方が参加してもかまいません)
・1 組織2 名まで参加可

申込み締切

2018年4月9日(月)

申込み方法・備考

下記のURLよりお申込みください。
https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSdQ2NR9CO8OCIaYozhu-pxUC0lsddy1eyTquUxOfuIuPtJUjg/viewform ※定員を超えた申し込みがあった場合は、選考の上、4月中に参加者に参加通知をお送りします。
(定員:20名(5名×4グループ))


こちらからちらしをダウンロードすることができます。

内容

詳細は、https://www.toyotafound.or.jp/kaiketsu/2018/をご覧ください。

プログラム

◆第1回 2018年5月17日(木)

・ガイダンス、参加者自己紹介
・「トヨタの問題解決概要」講義 8 ステップ全体を学ぶ
・講師 古谷健夫氏(トヨタ自動車株式会社業務品質改善部 主査)

◆第2回 2018年5月18日(金)

・グループワーク/個別指導「テーマ(取り組む業務上の課題)の選定」

◆第3回 2018年6月21日(木)

・グループワーク/個別指導「現状把握」

◆第4回 2018年7月19日(木)

・グループワーク/個別指導「目標設定・要因解析」 

◆第5回 2018年8月9日(木)

・グループワーク/個別指導「対策立案」

◆第6回 2018年11月27(火)

・成果発表会

講師プロフィール

トヨタ自動車株式会社 業務品質改善部 主査

◆古谷 健夫氏

東京大学工学部産業機械工学科卒業。トヨタ自動車工業株式会社(現:トヨタ自動車株式会社)入社、TQM 推進部長、本社工場品質管理部長を経て現職。中小企業診断士。デミング賞審査委員。著書に『“質創造”マネジメント― TQM の構築による持続的成長の実現』中部品質管理協会編、監修・共著(日科技連出版社 2013年9月)がある。新著『問題解決の実践: 働く喜びに溢れる社会を目指して』(日科技連出版社 2018 年1 月8 日)では、カイケツ受講生の事例も紹介している。

古谷氏に加え、経験豊富な講師陣4名が各グループで個別指導します。

トヨタの問題解決

①テーマ選定

改善したい課題を1文にまとめるステップ。テーマを読めば、改善の狙いが理解できるように表現します。「どこで」「何を」「どのように」の3項目を具体的に書きます。

②現状把握

問題が起きている事実を定量的に把握するステップ。事象をデータ化し、問題点を絞ります。主観ではなく、多くの客観的な事実を集めて定量的に整理します。

③目標設定

目標を設定するステップ。その目標を達成すると、選定したテーマを解決できるレベルに設定します。

④要因解析

原因についての真因を探るステップ。事象に対して、5回の「なぜ」を繰り返します。現状把握と混同して考えてしまいがちですが、現状把握では要因は書きません。事実だけをまとめます。

⑤対策立案

要因解析で見つけた真因を解決するための対策を立てるステップ。真因ごとに、「対策内容」「担当者」「期限」に分けて記入します。真因への対策をいきなり考えるのではなく、方向性を明確にしてから、アイデアを出していくことがおすすめです。

⑥対策実行

実行する対策の内容やスケジュールをまとめるステップ。

⑦効果確認

実施した対策内容によりどの程度効果が出たのかを評価するステップ。

⑧標準化と管理の定着

効果の出た対策の内容を標準化し、定着させるステップ。同じ問題の再発を防ぐことができます。

◆参加費

無料

◆2017年度の実績と具体的な内容

カイケツでは5カ月間のプログラムを通して、問題解決のプロセスをA3用紙1枚にまとめます。次の図は、RC-NET(レイプクライシスネットワーク)の代表である岡田実穂さんが作成したA3資料です。同団体は、性暴力被害者やLGBTIQ(性的マイノリティ)の支援を行っていますが、組織の運営が不安定という問題を抱えていました。そこで、「持続可能性のあるコミュニティを構築するために収益の安定化」をテーマに設定し、5カ月間をかけて現状把握から効果の確認まで取り組みました。

カイケツでは5カ月間のプログラムを通して、問題解決のプロセスをA3用紙1枚にまとめます。下図は、RC-NET(レイプクライシスネットワーク)の代表である岡田実穂さんが作成したA3資料です。同団体は、性暴力被害者やLGBTIQ(性的マイノリティ)の支援を行っていますが、組織の運営が不安定という問題を抱えていました。そこで、「持続可能性のあるコミュニティを構築するために収益の安定化」をテーマに設定し、5カ月間をかけて現状把握から効果の確認まで取り組みました。

この情報に関するお問い合わせ

公益財団法人トヨタ財団 国内助成プログラム

喜田・加藤・鷲澤・石井

TEL.03-3344-1701

FAX.03-3342-6911