※この情報の内容は受付を終了しています。連絡先など変更されている場合がありますのでご注意ください。
「性」は人間の基本的な欲求であると同時に、人が豊かに生きていくうえで欠かすことのできない重要な要素である。つまり「性」の問題は、その人の「生」にかかわる問題であると言ってよい。それゆえ、人びとの「生」を支える社会福祉の現場では、常にさまざまな形で「性」をめぐる問題に直面する。
しかし社会福祉の実践や研究で、「性」について取り上げることは長らくタブー視されてきた。各種の福祉制度において人びとの「性」にかかわるニーズが顧みられることはなく、社会福祉・介護の専門職養成で「性」の問題が正面から扱われることもなかった。
一方で、近年、高齢者や障害のある人の性、性的マイノリティの人びとへの支援、あるいは性風俗産業に従事する人びとへの福祉的支援の動きなど、社会福祉と“生/性”にかかわる新たな実践と議論が活発化しつつある。人びとの「生」に向き合う社会福祉は、「性」の問題をどうとらえ、いかに対応していくべきなのか。社会福祉関係者はこうした課題について、オープンな議論を進めることが求められている。
そこで、本セミナーでは、社会福祉施設や地域における実践の最新動向も踏まえながら、社会福祉の生と性をめぐる現状と課題、今後の展望について考える機会としたい。
2018年7月27日(金)
10時20分~16時30分(受け付けは9時50分より開始)
千代田区
有楽町朝日ホール(東京都千代田区有楽町2丁目5-1 有楽町マリオン11階)
どなたでもご参加いただけます。
定員 600名(定員になり次第締切)
受講料 4,000円(学生は1,000円)
申込み方法 鉄道弘済会ホームページ(http://www.kousaikai.or.jp/)からお申し込みください。
また、FAXでのお申し込みも承っております(下記PDFデータをご参照ください)。
社会福祉における生と性-福祉の現場で、「性」と向き合うということ-
講師 荒木乳根子 氏(田園調布学園大学名誉教授)
社会福祉施設が直面する「性」の問題-施設ケアにおける「性」と専門職の役割-
パネリスト
山口 修平(児童養護施設一宮学園副施設長)
田島 光浩(社会福祉法人南高愛隣会理事長、精神科医)
河田 圭司(特別養護老人ホーム更科ホーム施設長)
コーディネーター
早坂 聡久(東洋大学准教授)
地域生活支援と「性」をめぐる課題-多様な「性」のあり方を福祉はどう受け止めるか-
パネリスト
村上 裕(カウンセリングルームP・M・R代表、ゲイの心理カウンセラー)
柳生 珠世(なごみ訪問看護ステーション、認知症看護認定看護師)
熊篠 慶彦(NPO法人ノアール代表)
コーディネーター
米村 美奈(淑徳大学教授)
生と性に向き合うソーシャルワークの最前線-女性支援の現場から-
パネリスト
及川 博文(ネコノテ福祉相談所代表、一般社団法人東京TSネット理事)
横田千代子(婦人保護施設いずみ寮施設長)
佐藤 初美(NPO法人10代・20代の妊娠SOS新宿-キッズ&ファミリー代表理事)
コーディネーター
武子 愛(一般社団法人性と健康を考える女性専門家の会代表理事)
TEL.03-5276-0325
FAX.03-5276-3606
公益財団法人鉄道弘済会 社会福祉第一部 「社会福祉セミナー」係