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私たちのことを、私たち抜きで決めないでほしい。
一般社団法人Springは、性暴力被害当事者を中心とした団体として、刑法性犯罪のさらなる見直しを求める活動を行ってきました。
どうすれば、被害当事者の視点が司法にもっと反映されるのだろう。
そのヒントが、イギリスにありました。
今年の夏、Springのスタッフは法曹、報道関係者の方々と一緒に英国視察を行いました。そこで学んだ多くのことを、この問題に関心を持つ皆さんと共有したいと思っています。
お伝えしたいことは、大きく分けて3つあります。
(1)英国では「不同意性交」が性犯罪の構成要件となっていること
……暴行・脅迫ではなく、「同意の有無」が論点となるイギリスの裁判は日本とどう異なるのか。被害者支援に携わる弁護士の視点も交えながら、お伝えします。
(2)性犯罪被害者の支援制度
……包括的で隙間のないシステムが構築されているイギリスの支援制度について、日本での被害者支援に携わるSpringスタッフからお伝えします。
(3)子どもへの支援・教育
……イギリスでは、子どもを守るシステムをどのように構築しているのか。現地の日本人ソーシャルワーカーなどの言葉も交えつつ、お伝えしたいと思います。
視察に行って学んだことは、「英国は魔法の国ではない」ということです。
イギリスも、はじめから被害当事者中心の支援制度や司法があったわけではありません。「変えなければいけない」と思う人たちが、繰り返し働きかけて勝ち取ったものです。そして現在も、「まだ不充分」と、この問題に取り組み続けています。
私たちのことを、私たち抜きで決めないでほしいから、Springは性犯罪刑法と被害者支援について、「私たちはこう思います」と伝えていきます。
10月14日の「イギリスに学んだ性暴力被害者中心の司法と支援」で、ぜひ私たちと情報をシェアしてください。
2018年10月14日(日)
13:45~16:30(開場13:20)
文京区
お茶の水女子大学 共通講義棟2号館101教室
(東京都文京区大塚2-1-1)
※当日は、護国寺駅寄りの南門が閉門しています。茗荷谷駅寄りの正門をご利用ください。
1)性暴力の現状を何とかしたいと思っている方
2)イギリスの制度を知りたい方
3)Springの活動に関心がある方
下記のリンク内「チケットを申し込む」からお手続きください。
申し込み完了後、通知メールが届きます。
https://spring181014.peatix.com
定員になり次第締め切り
参加費:500円(英国視察報告資料代)
定員:100名
主催:一般社団法人Spring
後援:外務省 / 駐日英国大使館
*本視察は、「大和日英基金」様からの助成、及び、「Springを支える在英日本人の会」ボランティアの皆様のご協力で実現しました。
*本イベントは、「平成30年ボランティア・市民活動支援総合基金「ゆめ応援ファンド」東京ボランティア・市民活動センター」様からの助成により開催されます。
<プログラム>
13:20 開場
13:45 開会のご挨拶、
英国視察動画初公開!
イギリスの性犯罪「不同意性交」について…村田智子(弁護士)
充実した被害者支援制度について…斎藤梓(臨床心理士)・山本潤(看護師・一般社団法人Spring代表理事)
子どもへの支援・性教育について…寺町東子(弁護士)
15:15~15:25 休憩
16:30 終了
一般社団法人Springイベントチーム
event@spring-voice.org