ボラ市民ウェブ
イベント・講座

【精神障害当事者会ポルケ】
精神障害・発達障害者の被災経験から考える防災・減災のこれから ~ポルケフォーラム2019~

受付は終了しました
 

ID:45225

※この情報の内容は受付を終了しています。連絡先など変更されている場合がありますのでご注意ください。

キーワード:
ポルケ発達障害精神障害精神障害当事者会ポルケ障害者支援
活動テーマ:
医療・疾病・難病 、 障がい者 、 災害・被災地 、 地域・まち・居場所づくり 、 マイノリティ・さまざまな人への支援 、 セルフヘルプグループ・自助グループ
団体名:
精神障害当事者会ポルケ

趣旨

地震が多発する日本。日本の国土の面積は全世界の0.28%にすぎないが、マグニチュード6以上の地震の20.5%が日本で起こっているとも言われています。未曾有の大地震となった東日本大震災以降、災害弱者への避難誘導の確保や避難生活の配慮が注目をされてきました。他方で、「見えない障害」とも称される精神障害・発達障害者らの避難生活や防災に関する経験はそこまで注目をされてきませんでした。この企画では、熊本地震の被災経験をもつ精神障害・発達障害者らのレポートらとパネルディスカッションを通じて、精神障害・発達障害者の防災・減災のこれからについて学びをともにしてまいります。

主要項目

開催日

2019年2月11日(月)

2019年2月12日(火)


13:00〜16:30

地域

目黒区

場所

東京大学駒場Iキャンパス駒場国際教育研究棟3階314室
https://www.u-tokyo.ac.jp/campusmap/cam02_01_05_j.html?fbclid=IwAR3YEuqND93XmDIrXqT-DwZlCg4dYABJMBunY1OzAyajYTpRHyluf91irkc

対象

精神障害当事者、当事者を支える家族、医療職、福祉職、学生など被災時の精神障害者、発達障害者の支援について関心ある方々

申込み方法・備考

申込み:https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSf0o2zSQuIljAUu7MVnZiPC7r6lm8Q-GsluN-1AyiHpHjF5HA/viewform
定員:80名
資料代:500円

内容

(基調報告①)

発達障害者たちの熊本地震における被災経験と見守り活動を通じてみえてきた課題とは?

2016年4月14日以降に熊本県と大分県で相次いで発生した一連の熊本地震。九州地方では初の観測となる震度7の大型地震をはじめ、一連の地震回数(M3.5以上)は内陸型地震としては1995年以降で最多となる規模のものとなりました。

2014年4月に施行された災害対策基本法の改正等により、地震が多い日本において避難に支援を要する「災害弱者」への支援や防災の準備は徐々に広がりつつあります。

被災を経験した発達障害当事者から、当時の状況と見守り活動を通じてみえてきた、精神障害者・発達障害者の避難生活や日頃の防災・減災の取り組みの課題についてレポートをいただきます。

報告者:山田裕一さん

立命館大学 衣笠総合研究機構 生存学研究センター 客員研究員

障害児者相談支援事業所 相談支援専門員

熊本県発達障害当事者会Little bit 顧問ソーシャルワーカー

プロフィール:

障害児者の相談支援専門員の仕事をしながら、生活困窮者支援や被災者支援、関連の実践研究に携わっている。熊本地震の際には車中泊者・テント泊者の相談支援活動を通しての実態調査、益城町擁壁問題、発達障害当事者会のバックアップを通して注目されにくい被災者の困難に関して問題提起を行っている。保育士・精神保健福祉士。

報告者:相良真央さん

特定非営利活動法人凸凹ライフデザイン 理事

プロフィール:

摂食障害、うつ、強迫神経症等での10年あまりのひきこもり生活を経て、現在発達障害当事者活動を行う。発達障害者らの「愛すべき面倒さ」をどう表現し周囲に伝えるかが最近の課題。熊本地震後、ボランティアネットワークに加盟し車中泊者の見守り活動等に参加。その縁で、現在は益城町地域支え合いセンターの相談支援員として働く。

(基調報告②)

福島県南相馬市の精神障害者の移送支援「さっと」の活動等の報告

東日本大震災・原発事故によって、交通網の寸断のために移動困難となった南相馬地域の主に精神障害者のみなさんの通所・通院等の手段を確保すること及び緊急時の移送支援のモデルを検証する”さっと”の活動や大田区で展開される被災地支援活動について市民活動に関わるお立場からレポートいただきます。

報告者:中野真弓さん

NPO法人おおた市民活動推進機構 代表理事

プロフィール:

社会の課題を事業型で解決したい方や団体を「ともに汗をかく」スタイルで応援協力、市民が自分たちでまちを作っていく「市民自治」のある社会を目指し活動しているNPOの代表。被災地支援に関しては、福島県南相馬市における精神障害者の通所・通院の送迎支援「さっと事業」、東京でできる被災地ボランティア“くぅ~の東北”おおた被災地支援活動団体協議会(りすこ)、おおた被災地支援ネットワークなど、地元大田区の市民活動団体との連携で多様な形での支援活動の運営を担当している。

(基調報告③)

国連が推進するメンタルヘルス領域における被災時のケアの実践と課題について(仮)

報告者:井筒節さん

東京大学総合文化研究科・教養学部教養教育高度化機構国際連携部門(医学系研究科兼担) 特任准教授

プロフィール:

国際基督教大学教養学部卒。東京大学大学院医学系研究科精神保健学分野保健学博士。東京藝術大学大学院音楽研究科単位取得退学。2004年国立精神・神経センター精神保健研究所司法精神医学研究部研究員、2006年国連人口基金(UNFPA)ニューヨーク本部専門局専門分析官、2009年国連ニューヨーク本部管理局心理官及び精神保健・障害チーフ、2013年世界銀行東アジア大洋州局上級知識管理官を経て、2015年より現職。

(パネルディスカッション)

見えない障害とされる精神障害・発達障害者の被災時の支援のあり方について~当事者活動のこれから~

登壇者:山田裕一さん、相良真央さん、中野真弓さん、井筒節さん

進行:山田悠平(精神障害当事者会ポルケ代表)

主催:精神障害当事者会ポルケ

共催:東京大学総合文化研究科・教養学部教養教育高度化機構国際連携部門

後援:全国「精神病」者集団、大田障害者連絡会、おおた区民活動団体連絡会、おおた被災地 NPO支援ネットワーク

助成:草の根市民基金ぐらん

この情報に関するお問い合わせ

連絡先:080-5484-4949(担当:山田)

団体紹介
団体名称 : 精神障害当事者会ポルケ
精神障害当事者会ポルケは、2016年より東京で活動を始めた精神障害者による当事者会組織です。

団体名にあるポルケは、スペイン語で「なんでだろう?」「疑問」といった意味で、当事者としての言葉を紡ぎながら、仲間とともにエンパワメントを図っていきたい、そのような思いで命名しました。