※この情報の内容は受付を終了しています。連絡先など変更されている場合がありますのでご注意ください。
元少年死刑囚永山則夫が死刑執行されて今年の夏で22年。逮捕されてから50年になります。
路上生活に疲れ切った孤独な19歳の少年だった永山則夫は、悲しいことに拘置所で初めて安住の家を得ました。
「欲しいものは?」弁護士に問われて、永山少年が最初に求めた差し入れは、ノートとペンでした。
「ノート君」と呼んで、日々、なぜだったのか?自身に問いかけ、愛を求める詩や散文の下書きを綴り始めたノートの題名は「詩」。
永山則夫の反省と立ち上がり、被害者への贖罪の原点となった獄中手記は「無知の涙」と名づけられて、ロングセラーに。今も増刷公刊中です。
本来は働く仲間の4人を死に至らしめた事件をおこした、原因と結果と責任の取り方への思索は裁判に向き合う姿勢も変えていきました。
自殺願望、投げやりで寡黙な7年を経て、「反省=共立」へ。裁判や社会とも正面から向き合うようになりました。
第2、第3の永山を出さないでくれ!の
少数抹殺がファシズムを呼ぶ!
永山則夫が小山のようにのこしたものから、今回は調書と著作の中に描かれた画とイラストを展示し、トークとミニ上映会・ミニコンサートを開催します。
厳寒の地で極貧家庭に生まれ、幼児期に家族からの虐待、育児放棄を経験していた
永山則夫に1冊の絵本を読んで聞かせてくれる人があったなら。。。
今年も北区赤羽の子どもの本屋さんのサロンで開催できることに感謝します。
2019年4月24日(水)
2019年4月25日(木)
2019年4月26日(金)
2019年4月27日(土)
2019年4月28日(日)
2019年4月29日(月)
2019年4月30日(火)
2019年5月1日(水)
2019年5月2日(木)
2019年5月3日(金)
2019年5月4日(土)
2019年5月5日(日)
2019年5月6日(月)
北区
青猫書房 http://aoneko-shobou.jp/
住所 〒115-0045 東京都北区赤羽2-28-8 TimberHouse 1F 03-3901-4080
交通 JR:赤羽駅北改札東口から徒歩10分 東京メトロ南北線 赤羽岩淵駅1番出口から徒歩10分
趣旨に関心のある方は、どなたでも。年齢制限などもありません。
前日締切(定員になり次第締め切り)。定員に達していない場合は当日参加可。
申し込み。いのちのギャラリー 090-93338807(市原)
イベント詳細
ーイラスト展示ー
永山則夫の『イラスト』から
2019.4.24(水)~2019.5.6(月)
開場時間
平日11:00~19:00(最終日は18:00まで)
日曜11:00~17:00《火曜定休》
展示品
『イラスト』永山則夫の著書から りんご、木橋、地図etc
《調書》の中から ピストル、八坂神社で、ジャックナイフetc
ートークイベントー
テーマ「永山則夫の闘いと思想」
ゲスト 武田和夫
2019.4.27(土)
時間
13:00~14:00 お話
14:20~16:00 質疑・交流
ゲストからのメッセージ
「永山則夫の無念は、無知の涙に凝縮されています」
「裁判の経過を丁寧に見ていく中で、実際に何があったのか。
そこで永山則夫は何を語り、どうふるまった等をお話ししたいと思います。」
ーミニ上映会ー
『略称・連続射殺魔』
足立正生監督弁士付DVD上映
2019.5.5(日)~2019.5.6(月)
上映時間
5月5日(日) ・12:00~ ・14:00~
5月6日(月・祝) ・13:00~ ・16:00~
(15:00~15:30 フルートとギターの演奏/フルート 橋本弥寿子・ ギター 橋本保憲)
参加費
ドリンク代 (400円~500円)
申込み不要。連続視聴、出入自由。ドリンク片手に視聴ください。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
永山のおこした事件は、1968年10月から、11月に起きた警備員、タクシー運転手ら4人へのピストル殺人容疑事件。
マスコミには「連続射殺魔事件」と呼ばれました。
日雇いの重労働と路上生活に疲れた自殺願望の少年永山則夫は、ダダダっと射殺してもらえると米軍横須賀基地に侵入。留守宅から、たまたま、ケネディコイン、ジャックナイフなどとともに、美しい超小型ピストルと弾をおもちゃかと入手。それが凶器となってしまったのです。
拘束された「連続射殺魔」は、ひ弱そうな、19歳の少年。新宿歌舞伎町の元ジャズ喫茶店員。北海道生まれ、青森育ちの極貧家庭、子沢山、父博打から家庭放棄、捨て子、いじめ体験。中学生活のほどんどは不登校、新聞配達少年で、形式卒業。故郷から逃げ出すように集団就職列車で上野についた中学校卒業生。昭和元禄の時代の「金の卵」と呼ばれた一人でした。
その永山則夫が、重要一般刑事犯事件の容疑者として拘置所に移送されて、
1ヶ月経った頃、弁護士に初めて差し入れを頼んだのが、「ノートとペンが欲しい」。
永山はノートの題名を、「詩」と名づけて、
日々、友達に語りかけるように書き始めました。
永山則夫の罪の自覚と被害者との向き合い、立ち上がりと仲間探しの原点のノート。
被害者の遺児に印税を送れると知った永山は、本の題名を「無知の涙」とすること、遺児、遺族に印税の全額を届けることを条件に出版に同意。拘留の翌年に刊行されて1ヶ月で20万冊部販売。その後の全文掲載版文庫本は、いまも年に増刷を更新中のロングセラーです。
絵本屋さんのサロンでの特別展示企画展は今回で4回目。大型連休中の2週間開催が実現します。
「昭和44年4月4日を死ぬ日と決めた」3日後の早朝の拘束から、今春は50年になります。
今回のトークゲストは、元支援者の武田和夫さん。
大学中退後、山谷労働者の解放運動を経て、1997年より1982年まで永山裁判を支援。
以降も死刑囚支援を通じて死刑廃止に独自の立場からかかわっています。
駅前広場からアーケードを通り。
東京の下町、赤羽の新しい文化スペース、素敵な絵本屋へ、お出かけください。
〒115-0042 東京都北区志茂2-16-3
090-9333-8807 いのちのギャラリー 市原みちえ