【特定非営利活動法人日本ガルテン協会】
６月の人と庭物語り会「智　積　院」

紀州、根来山大伝法院は豊臣秀吉と対立し、根来攻めで全山炎上した。

住職玄宥は高野山に逃れ、新義真言宗の智積院の再興を志した。家康から豊国神社、さらに隣の豊臣家ゆかりの禅寺・祥雲寺の寺地を与えられて復興、規模を拡大した。現在は、総本山智積院は、真言宗智山派三千ヵ寺の総菩提所で、数々の伽藍と多くの貴重な文化遺産がある。とくに長谷川等伯、長男久蔵らの作とされる「楓図」「桜図」は、祥雲禅寺の客殿を飾っていた第一級の障壁画である。大書院東側の名勝庭園は、桃山時代に造られた庭園で、中国の廬山と長江を模って作られている。秀吉の子、鶴丸の墓と思われる場所などから根来衆の辿って培われた思いなどを庭園から読み取って観ていきたいとを思います。

2019年度　特定非営利活動法人日本ガルテン協会主催講座

「6月の人と庭物語り会」のご案内　　

「智　積　院」

日時:2019年6月13日(木)18時30分～20時30分　

会場:東京ボランティア・市民活動センター

講師:原田榮進 特定非営利活動法人日本ガルテン協会会長　

紀州、根来山大伝法院は豊臣秀吉と対立し、根来攻めで全山炎上した。

住職玄宥は高野山に逃れ、新義真言宗の智積院の再興を志した。家康から豊国神社、さらに隣の豊臣家ゆかりの禅寺・祥雲寺の寺地を与えられて復興、規模を拡大した。現在は、総本山智積院は、真言宗智山派三千ヵ寺の総菩提所で、数々の伽藍と多くの貴重な文化遺産がある。とくに長谷川等伯、長男久蔵らの作とされる「楓図」「桜図」は、祥雲禅寺の客殿を飾っていた第一級の障壁画である。大書院東側の名勝庭園は、桃山時代に造られた庭園で、中国の廬山と長江を模って作られている。秀吉の子、鶴丸の墓と思われる場所などから根来衆の辿って培われた思いなどを庭園から読み取って観ていきたいとを思います。

◆講師略歴:原田榮進(はらだ　えいしん)特定非営利活動法人日本ガルテン協会会長

1999年ウィーン・シェーンブルン宮殿日本庭園修復、茶庭・枯山水庭園作庭。ピルゼン市「翔和苑」、霊岩王仁博士碑前報恩感謝の「神仙・太極庭苑」、堺市南宗寺「曹渓の庭」、俳句「青門」宝塚仁川倶楽部木染庵の水琴窟作庭、岐阜県立武義高等学校創立90周年記念「○△□の庭」、京都市相国寺大通院「マイマイの庭　雨垂れの水琴窟」を作庭。霊岩市より感謝碑受賞、ウィーン市より叙勲

◆参加費は1回2千円(一般3千円)　茶菓子付　先着予約40名

お誘いあわせの上のご来場をお待ちしております。

◆7月は醍醐寺三宝院の予定です。