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「反社会的集団」への“闇”営業――。
組織的に詐欺を行なっていたグループの催事に、契約先の芸能事務所を通さず営業を行い収入を得たとして、少なくない人数のお笑い芸人が活動を自粛せざるを得なくなったと話題になっています。
知らずして接触をもつことすら「落ち度」として、非難の対象とされるわけですが、ところで「ヤクザ」や「反グレ」と呼ばれる集団は、どうして「反社会的」だと言われるのでしょうか?
暴力を肯定しているからでしょうか?
犯罪を目的としているからでしょうか?
あるいはそうした人達が、とにかく「ガラ」の悪い、「怖い」人達だからでしょうか?
「反社会的集団」については、多くの問題が指摘されています。
でも、それでは「反社会的」であるとはどのようなことを指すのか――何だか腑に落ちる説明が、見当たらないようにも感じます。
一方で、いわゆる「アウト・ロー」の世界は、今も昔も娯楽のテーマとして、その中心に存在しています。
「海賊王に俺はなる」(『ONE PIECE』)
「弾はまだ残っとるがよう……」(『仁義なき闘い』)
「赤城の山も今宵限り~」(『国定忠治』)
ヤンキー、任侠、海賊・・・こうしたカルチャーは、「社会」とどのような関係にあるのでしょうか?
「反社会」性とは、「エンタメ」の枠内でのみ許容されるもの、ということなのでしょうか?
一体「社会に反している」というのは、どのような状態を指しているのでしょうか?
「社会」とは一体、私達にとって、何であると言えるのか。
「コンプライアンス」の言葉が叫ばれる中で、立ち止まって考えてみたいと思います。
2019年8月11日(日)
13:30~
渋谷区
東京ウィメンズプラザ1階(渋谷区神宮前5-53-67)
日本語で日常会話ができる方
最寄り駅:表参道(銀座線・半蔵門線・千代田線)、渋谷駅(JR・東急東横線・京王井の頭線・東京メトロ副都心線)
※会場内には、性別に関わらず、車椅子のまま入室可能なトイレがございます。
申し込み hatoba.de.dialogue@gmail.com
波止場てつがくカフェは、おおむね次のような流れで対話を進めています。
通常はその回ごとにテーマをご用意させて頂きます。 そのテーマから出発して、自分たちが「当然」「普通」と考えていることが本当にそうなのか、集まった方々と言葉を交わす中で考えます。
テーマを受けて感じたこと、連想したこと、気になったことなど、なんでも自由にお話していただければと思います。
1での対話を受けて、問いを立てるために欠かすことができないと思われるキーワードを挙げます。また、必要に応じて、キーワードと考えられる言葉の定義を確認します。
キーワードを手がかりにしながら、私達の日常の「当たり前」を根源的に問い直すような問いを考えます。
問いが立ち上がれば、自ずと答えも立ち上がるものと思います。
たったこれだけなのですが、ちょっとした事前説明と休憩をいれて、だいたい2時間30分~3時間ほどの時間を要します。
長い・・・とお感じの方もおられるかもしれません(笑)
じっくり話を聞き、丁寧に考えていくことは、なかなかに時間がかかります。
でも、気付いたらあっという間に時間が過ぎていた、ということも。
むしろ時間が全然足りなかった、ということの方が多いくらいだと感じます。
もちろん、途中で飲食をしていただいて構いません。
リラックスした気持ちで対話をお楽しみいただければと存じます。
波止場てつがくカフェQ&A
hatoba.de.dialogue@gmail.com