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2011年の東日本大震災の津波により、宮城県石巻市立大川小学校の児童74名と教職員10名が犠牲になり、児童4名はいまだ行方不明です。児童23名の遺族が裁判を起こし、控訴審の仙台高等裁判所は2018年4月の判決で、市・教育委員会と校長等に、児童の安全を確保する義務と津波避難に向けた事前防災対策を怠った組織的な過失を認め、石巻市と宮城県に損害賠償を命じました。市と県は最高裁判所に上告しましたが、2019年10月10日付で棄却され、仙台高等裁判所の判決が確定しました。
このシンポジウムは、今後の学校における防災教育、防災体制のあり方、行政の危機管理など、各方面に影響を及ぼしうる画期的な判決の確定を機に、原告遺族・代理人とともに、大川小学校津波訴訟の内容をお伝えし、その意義を考えようというものです。
ご関心をおもちの皆さま多数のご来場をお待ちしております。また、お近くでご関心をお持ちの方にもご案内頂ければ幸いです。
2019年11月23日(土)
14時〜17時
千代田区
専修大学 神田校舎5号館7階 571教室
(東京都千代田区神田神保町3-8・地下鉄「神保町」徒歩5分)
災害後の被災者支援に関心をおもちの方、活動されている方。
学校災害・事故・事件の被害者、当事者。保護者、教職員など、学校防災の関係者。
民法・行政の過失責任、賠償責任などの研究者。
以下のリンクからお願いします。 http://bit.ly/Okawa1123
大川小学校津波訴訟とその意義
このシンポジウムは、各方面に影響を及ぼしうる画期的な仙台高裁判決の確定を機に、下記の通り、原告代理人弁護士による仙台高等裁判所判決の内容紹介、髙橋教授の民法学の視点からの判決分析、遺族の思いの表明、『津波の霊たち』の著者ロイド・パリー記者のコメントと、パネルディスカッションを通じて、大川小学校津波訴訟とその意義を考えるものです。
登壇者:
紫桃隆洋・只野英昭(原告遺族) 吉岡和弘・齋藤雅弘(原告代理人)
リチャード・ロイド・パリー(『津波の霊たち』著者・ザ・タイムズ紙)
髙橋眞(大阪市立大学) 飯考行(専修大学) 会津泉(多摩大学)
お問合せ:シンポジウム事務局 OkawaShien@gmail.com