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アウシュヴィッツ解放から75年が過ぎようとしている今なお、世界各地で排外主義が台頭し、ふりかえって日本の社会も憎悪の言動が人を傷つけ、寛容さが失われつつあります。私たちはどんな社会に生きたいのか。共に考えてみませんか。
2020年1月26日(日)
14:00~16:00
不特定
ゲーテ・インスティトゥート東京
住所 : 東京都港区赤坂7-5-56
最寄り駅 : 東京メトロ「青山一丁目」駅4 (北)出口徒歩7分
興味のある方はどなたでも。申し込み順。
申込は下記のホームページから受け付けています。参加無料。先着150名。定員になり次第、受付を締め切ります。
https://www.npokokoro.com/20200126
12月初め、ドイツのメルケル首相が初めてアウシュヴィッツを訪ねました。手袋や冬の防寒具は何一つ身に着けず、頭を垂れてたたずむ姿から、ナチの犯罪を記憶し、犠牲者を忘れないことは、ドイツにとって「終わることのない責任だ」と話すその言葉の重みが伝わってきました。そして、この場所の保存のために、6000万ユーロ(約72億円)の資金を提供することを発表しました。ドイツは、10年前にも同額の支援を行っています。
ガス室と焼却炉を備えたアウシュヴィッツは、「死の収容所」とも呼ばれ、ここだけで約100万人のユダヤ人が殺されました。ヨーロッパ全土では約600万人のユダヤ人が犠牲となりました。他にも、障害者やロマなどマイノリティの人々も殺されました。
この歴史は、人種差別や偏見の恐ろしさをすべての人々に警告する、として国連は、アウシュヴィッツが解放された1月27日を「ホロコースト犠牲者を追悼する国際デー」に制定しました。(2005年国連総会決議)
あれから、まもなく75年が過ぎようとしている今なお、世界各地で排外主義が台頭し、ふりかえって日本の社会も憎悪の言動が人を傷つけ、寛容さが失われつつあります。私たちはどんな社会に生きたいのか。アウシュヴィッツが投げかける問いを一緒に考えてみませんか。
六年目を迎える「ホロコースト国際デー」のイベントはドイツ近現代史がご専門の石田勇治氏をお迎えして、歴史学の視点からアウシュヴィッツをつくりだした様々な要因についてご講演いただきます。皆さまのご参加を心よりお待ちしています。
石田勇治氏
1957年京都府生まれ。マールブルク大学Ph.D取得。東京大学大学院総合文化研究科教授。専門はドイツ近現代史。著著に、『ヒトラーとナチ・ドイツ』、『過去の克服―ヒトラー後のドイツ』、『20 世紀ドイツ史』、資料集に『ドイツ外交官の見た南京事件』、共著に『ジェノサイドと現代世界』、『想起の文化とグローバル市民社会』など。
日本語。英語による同時通訳つき。
ドイツ連邦共和国大使館、イスラエル大使館、駐日ポーランド共和国大使館、国連広報センター
Email : info@npokokoro.com までお問合せください。