※この情報の内容は受付を終了しています。連絡先など変更されている場合がありますのでご注意ください。
希少な生きもののすみかや、将来世代に引き継ぎたい美しい風景であっても、保護区に指定されず、失われていく自然がたくさんあります。このような自然を、未来の子どもたちへ残していくため、資金を提供する(公財)自然保護助成基金と当協会が協力し、地域のナショナル・トラスト活動を支援し、重要な土地を確保していく助成制度を2005年に創設しました。
また、第12期からあらたに、トラスト活動を始める前の準備段階において、守りたい場所が誰の土地かなど、土地所有状況を調べる費用も対象となりました。ぜひご活用下さい。
地域のナショナル・トラスト活動の実践により、絶滅の危機にある動植物たちや、かけがえのない風景を残していくため、全国からのお問い合わせをお待ちしております。
A:「土地所有状況調査助成 」
土地を購入しトラスト活動を推進する準備段階において、トラスト候補地の土地所有状況調
査にかかる費用を助成します。
〈対象となる活動〉
・ トラスト候補地の土地所有状況を把握するために必要な、不動産登記事項証明書や公図、
固定資産課税証明書、森林簿、ブルーマップ等の取得にかかる費用(手数料等)
・ トラスト候補地が所在する自治体の税務課や固定資産税の担当部署等での情報収集にかか
る費用(交通費、資料コピー代等)
B:「活動実践助成」
トラスト団体を立ち上げて、実際に土地を取得しトラスト活動を実践する費用を助成します。
〈対象となる活動〉
助成金の対象となる費用は、以下に定める範囲内とします。
(3)(4)の助成を受ける場合は、(1)または(2)の助成を受けていることを条件と
します。
(1)自然保護のために土地を購入するための費用
例)土地の購入代金、登記手続き費用
(2)自然保護のために土地を借りるための費用
例)土地の賃貸料
(3)トラスト団体の立ち上げにかかる費用
例)団体のホームページ新設、団体紹介パンフレットの印刷費
(4)実践助成を活用して取得したトラスト地に係る維持管理費用
例)ボランティアの交通費、維持管理に必要な機材・物品の購入費、
トラスト地であることを示す看板・柵・歩道等の設置にかかる費用、
寄付金の募集や活動をPRするためのパンフレット等の印刷費用
〈対象となる土地〉
以下の条件にすべて当てはまる土地とします。
・ 絶滅危惧種など希少な野生の動植物保護や生物多様性の保全が必要な土地
・ 自然を守る各種法制度によって保護されていない土地
・ 購入または借り入れについて地権者の理解が得られている土地
・ 第三者の権利(抵当権など)が設定されていない土地
A.土地所有状況調査助成
1件あたり上限30万円、5件程度
B.活動実践助成
1件あたり上限800万円、1件程度
(助成期間は最長5年)
2020年8月21日(金) 消印有効
・「募集要項」、「申請書」と「提出書類確認表」の様式、「提出書類の記入要領」は日本ナショナル・トラスト協会のウェブサイトからダウンロードできます。→ http://www.ntrust.or.jp/gaiyo/joseikin.html
・ 郵送による請求も可能です。請求者の宛名を記入した角2サイズ(A4サイズの書類が折
り曲げずに入る大きさ)の返信用封筒に 140 円切手を貼ったものをお送りください。
自然環境保全法や自然公園法、種の保存法等、自然を守るための様々な法制度が整備され、日本の豊かな自然が守られています。一方で、これらの法制度によって守られていない多くの地域では、希少な野生生物や優れた自然環境が盗掘、密漁、開発等によって次々と姿を消していっています。これ以上、日本の豊かな自然を失わせないためには、希少な野生生物のすみか
となっている土地など、自然保護の観点からみて重要な土地を購入や借り上げ等によって確保し、将来にわたって確実に守っていくことがたいへん重要です。
そこで、公益財団法人自然保護助成基金と公益社団法人日本ナショナル・トラスト協会が協
力し、自然を守ることを目的とした土地の取得を支援し、ナショナル・トラスト活動を推進す
るための助成を創設するに至りました。
〒171-0021 東京都豊島区西池袋 2-30-20 音羽ビル
TEL: 03-5979-8031 FAX: 03-5979-8032
担当: 助成金係