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イベント・講座

【一般社団法人ピースボート災害支援センター】
2020年活動報告会

  • 午後6時以降可
  • 自宅でできる
受付は終了しました
 

ID:48332

※この情報の内容は受付を終了しています。連絡先など変更されている場合がありますのでご注意ください。

キーワード:
コロナ禍の支援活動報告災害支援
活動テーマ:
災害・被災地
団体名:
一般社団法人ピースボート災害支援センター

趣旨

コロナ禍での災害支援の在り方について報告します。

主要項目

開催日

2020年12月18日(金)


19:00-21:30

地域

不特定

場所

オンライン開催

申込み方法・備考

公式HPより申し込みをお願いします。
https://pbv.or.jp/workshop/20201218_event

内容

2020年は新型コロナウイルス感染症が蔓延し、世界規模で甚大な被害が出ています。日本でも生活スタイルが変化し、全ての人が大きな影響を受けています。それは被災地でも例外ではありません。

当初より新型コロナが広がる中、自然災害が発生し、複合災害となることを懸念していました。そのような中で起こった、2020年7月豪雨。九州地方を中心に豪雨に見舞われ、日本各地で大きな被害をもたらしました。PBVでは新型コロナに対応するためにガイドラインを作成し、今まで連携を取ってきた団体の協力なども得て、8月より熊本県球磨村の村外避難所での支援を開始しました。避難されている皆さんの協力を得ながら、支援先の避難所では新型コロナ感染者は出さず、10月末には閉所を迎えることができました。また、昨年の台風被害を受けた千葉県や福島県でも、新型コロナの影響を受けながらも支援活動を継続してきました。

海外でも台風被害が多発したり、モーリシャスでは船舶の座礁により重油が流出し、元の海を取り戻すには想像を越える時間が必要になっています。

災害はいつ、どこで、どれくらいの被害が出るのかを予測することは難しいです。感染症が蔓延している今だからこそ、被災地を支援できる体制を整えていくのが必要です。今回は、2020年のPBVの災害支援活動を振り返り、新型コロナ禍における災害支援をテーマにそのあり方について考えます。

この情報に関するお問い合わせ

TEL:03-3363-7967

MAIL:kyuen@pbv.or.jp

担当者:鈴木慧南

団体紹介
団体名称 : 一般社団法人ピースボート災害支援センター
ピースボート災害支援センター(PBV)では、「人こそが人を支援できるということ」という理念を掲げて、日々災害支援活動に取り組んでいます。災害は時に私たちを被災者にし、時には支援者にします。いつ、どこで、どんな災害が起こるか予測することは難しいことです。だからこそ、いつ、どこで、どんな災害が起こったとしても「お互いさま」と手を差し伸べ合える社会を目指し、共に困難を乗り越えていきます。

日本は地震大国と呼ばれていますが、日々起こる災害は地震だけにとどまりません。日本では毎年、台風や豪雨による水害が発生し、甚大な被害を受けています。ここ数年で大きな水害は、2020年7月豪雨、2019年台風19号15号被害、九州北部豪雨、西日本豪雨などがあり、復興までには10年以上かかると言われる地域もあります。流されたり、浸水してしまった家や暮らしが元に戻るには、思っているよりも長い時間がかかります。また、必ずいつか起こる首都直下地震は30年以内に70-80%の確率で発生すると言われています。日本に限らず、地球で営みを行う上でわたしたちは、災害と切っても切り離せない関係にあります。

災害が起こると私たちの生活は一変します。特に少子高齢化が進んでいる地域や貧困地域などはその被害の影響を受けやすく、もともとある社会課題をより浮き彫りにいていきます。どんな被災地でも、自分ひとりだけで元の生活を取り戻すことはできません。だからこそ、PBVではどんな人にも、どんな地域にも可能な限り手を差し伸べ、被災された方の声に寄り添い、その声に応えていく活動を行っています。災害が発生するとスタッフを派遣し、時には全国から集まるボランティアと共に、被災家屋の清掃や避難所の運営、炊き出し、物資提供、コミュニティの形成サポートなど、その時、その地域で必要な多様な支援を展開しています。

災害から自分の命と大切な人の命を守るには、平時からの備えが重要になってきます。自分が住んでいる地域がどんな地形なのか、大規模な水害が発生した場合はどこに逃げたらいいのか、非常食などの備蓄は何をどのくらい用意したらいいのか。このような備えを1つでも多くし周りと共有していくことで、災害時に守れる命が多くなります。PBVでは平時の防災減災教育にも力を入れ、地域での防災力を高めています。
災害に遭遇する可能性は誰にでもあります。その時に被災された方たちの状況を想像し、思いやること、痛みを分かち合い行動することが少し遠い地域の「誰か」を救うことになります。その「誰か」を助けることは、もしもの時に巡りめぐって自分や家族を支えることにもなります。決して難しいことではありません。どこにいても、誰にでもできることです。その人のつながりが、災害を乗り越える糧になると私たちは信じています。