※この情報の内容は受付を終了しています。連絡先など変更されている場合がありますのでご注意ください。
暴風雨を緩和し、校舎の劣化・損傷を最小化すること、そして村の避難所ともなる校舎の避難時の安全性を高めることを目的とした、校舎や敷地を囲む「マングローブの防風林」づくりについての報告です。
2021年6月12日(土)
16時00分~17時10分
不特定
Zoomによる配信(無料)
2021年6月10日(木)
ホームページの「申込みフォーム」か、メールinfo@baj-npo.orgまで、事前にお申込みください。お申込みいただいた方に後日Zoomリンクをお送りします
1997年にミャンマー国土の55.3%を占めていた森林は、2017年には42.8%にまで減少しており、中でもエーヤワディーデルタのマングローブ林の劣化は深刻です。マングローブ林は多様な自然資源の宝庫であるとともに、水産資源の涵養や環境緩和・防災など多様な機能を持っています。森林がほとんど消失したデルタの沿岸低湿地ではその恩恵が失われ、森とともに暮らしてきた人々はさまざまな困難に直面しています。
デルタ古来の村は、大水路から離れた比較的安全な微高地にありますが、マングローブを切り開いた開拓村はより低湿な土地や河川・大水路の際にあり、風雨や潮の影響を強く受けています。学校校舎は吹きさらしの状況下にあり、雨季の風雨による劣化やサイクロンによる損傷被害を受けています。村は貧しく修繕もままならず放置され、良好な教育環境が損なわれています。そこで、暴風雨を緩和し校舎の劣化・損傷を最小化すること、また村の避難所ともなる校舎の避難時の安全性を高めることを目的に、2012年から校舎や敷地を囲む「マングローブの防風林」づくりをおこなってきました。
COVID-19およびクーデターのために、現在本活動は中断していますが、同国および我われの活動を多面的にご理解いただくために、今回の報告会を企画いたしました。
大野勝弘(おおのかつひろ):ブリッジ エーシア ジャパン(BAJ) 東京事務所 シニア・スタッフ・オフィサー。マングローブ林や村落林の植物利用に着目した、熱帯・亜熱帯沿岸生態系の保全と村落の生活改善を目指している。BAJにおける関係活動は、本件植林のほか、小学校への教材樹木園設置支援や環境教育を実施。他NGOにおいては、村落の生業多様化のための作物導入、マングローブ公園計画、教員養成校での指導などに関わる。環境学博士(マングローブ生態系の在地的管理)。
メール info@baj-npo.org まで。