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イベント・講座

【NPO法人ホロコースト教育資料センター】
8/27(金)オンライントーク「歴史ガイドという仕事~ポーランドとドイツの教育の現場から」

  • 「1日だけ参加」も可
  • 自宅でできる
  • 初心者歓迎
受付は終了しました
 

ID:49140

※この情報の内容は受付を終了しています。連絡先など変更されている場合がありますのでご注意ください。

キーワード:
ドイツホロコーストポーランドヨーロッパ第二次世界大戦
活動テーマ:
外国人・多文化共生 、 人権・平和
団体名:
NPO法人ホロコースト教育資料センター

趣旨

コロナ禍のなかで迎える戦後76年目の夏、ヨーロッパ現地で歴史の継承に携わるお二人のガイドにご登場いただきます

主要項目

開催日

2021年8月27日(金)


20:00~22:00

地域

不特定

場所

オンラインで全国どこからでもご参加いただけます

対象

興味のある方はどなたでも

申込み方法・備考

参加申込は下記のホームページで受け付けています
https://kokoro20210827.peatix.com/

内容

コロナ禍のなかで迎える戦後76年目の夏、ポーランドとドイツで歴史の継承に携わるお二人のガイドにご登場いただき、お話を聞きます。

中谷剛さんは、ポーランドのアウシュヴィッツ博物館で20年以上にわたり、日本語で案内をしています。100万人を超えるユダヤ人をはじめポーランド人やソ連兵捕虜、ロマの人々も犠牲となった、ホロコースト最大の虐殺の地アウシュヴィッツ。一回のガイドは3時間から5時間以上に及ぶこともあります。学生や教員、医療従事者など、収容所跡を見学する多様な人たちに、ときに問いを投げかけながら、中谷さんは歴史を伝えます。

中村美耶さんは、ドイツの首都ベルリン近郊にあるザクセンハウゼン強制収容所記念館でガイドを務めています。ザクセンハウゼンは、ナチ政権初期の1936年に開設され、この後ドイツ占領下に次々と建設される収容所の「モデル」として位置づけられていました。中村さんは、フンボルト大学歴史学科で収容所内の性労働などについて研究する傍ら、課外授業で訪れる地元の子どもたちを中心にドイツ語で案内しています。

ホロコースト生還者が次々と他界し、歴史が遠ざかっていく現在。体験を継承し伝えていくことの難しさとは?

日本にルーツを持ちながら、ヨーロッパの現地でナチズムやホロコーストの歴史を伝える意義とは?

3DやAI(人工知能)など最新技術を活用した展示や証言のデジタル化がもたらすものは?

中谷さんと中村さんがそれぞれの現場でガイドという仕事を通して見ている「歴史」について、お話をうかがいたいと思います。

​皆さまの​ご参加を心よりお待ちしています。

ゲストスピーカー

中谷剛(なかたに たけし)

1966年兵庫県神戸市生まれ。オシフィエンチム在住。1991年よりポーランドに居住し、1997年にポーランド国立アウシュヴィッツ博物館の公式通訳の資格を取得。同ミュージアムの日本語公式ガイドとしてこれまで20年以上に渡り来場者を案内する。通訳、翻訳家。著書に『ホロコーストを次世代に伝える アウシュヴィッツ・ミュージアムのガイドとして 』(岩波ブックレット)、『アウシュヴィッツ博物館案内 新訂増補版』(凱風社刊)。

中村美耶 (なかむら みや)

1987年京都府生まれ。ドイツ・ベルリンのフンボルト大学歴史学科に在籍。卒業研究のテーマは「ナチ強制収容所において性労働を強いられた女性に対する補償および名誉回復の歴史」。2016年にミッテルバウ=ドーラ強制収容所記念館でインターンシップ、2017年から2020年までベルリン森鷗外記念館の学生アシスタント。2017年からザクセンハウゼン強制収容所記念館でガイドを務めている。

この情報に関するお問い合わせ

NPO法人ホロコースト教育資料センター

TEL : 03-6450-3413

Email : info(at)npokokoro.com

学校訪問授業で事務所を留守にすることがあります。お問合せはなるべくメールでお願いします。

団体紹介
団体名称 : NPO法人ホロコースト教育資料センター
差別や偏見の愚かさ、命の大切さを学ぶため、ホロコースト史を教材とした訪問授業や教材の貸出を行っています。学校や自治体、PTA、地域の学習団体から、総合的な学習、命の授業、道徳、人権・平和学習に役立てていただいています。毎年1月27日前後に、国連が定めた「ホロコースト国際デー」には、シンポジウムや上映会を開催。ポーランド、ドイツなどヨーロッパへのスタディツアーを企画・引率。一人ひとりがかけがえのない命。皆が自分らしく生き、人を思いやる共生の社会を作ることを目指しています。