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東日本大震災から10年が経ち、「震災を風化させないために自分たちができることは何か」を、復興支援活動や被災地での交流活動などに携わってきた仲間たちが話し合っていました。
そこで
「被災地」とか「被災者」という前に、それぞれの「まち」や「人」の存在がある
それぞれの「まち」には、それぞれの歴史や豊かな自然、伝統芸能や文化などがある
風化を防ぐためには、これらの「まち」や「人」の魅力を伝えることが必要だ
震災で一気に加速してしまった少子化や高齢化、過疎化などの問題が震災からの復興とともにこれらの問題に取り組んでいる人たちから、全国の人たちが学ぶことがある
という話になりました。本当は現地に行きたいけれど、いまは新型コロナウイルスの感染拡大のためにムリ。そこで、あらためて東北を学ぶ・東北から学ぶ「東北いろはにほへとプロジェクト」を立ち上げ、今回はオンラインの「おちゃっこ」(対話)シリーズをスタートさせました。あまり多くない人数で、リラックスした雰囲気で、月1回「おちゃっこ」します。全8回のシリーズで、毎回お一人ゲストをお呼びしています。
「おちゃっこ」とは、宮城や岩手などで「お茶を飲みながら、おしゃべりする」ことです。
2021年8月21日(土)
13:30~15:00
不特定
オンライン(ZOOM)で開催
震災で大きな被害を受けたまちで、いまどのような取り組みがある知りたい人
新型コロナウイルス感染状況が改善したら、震災後10年経った東北の状況を自分の目で確かめるために訪問してみたい人
コミュニティビジネスや防災、まちづくり、ボランティア活動などに興味がある人
すでに復興支援活動や交流プログラムなどで現地を訪れたことがあり、ゲストにもお会いしたことがあるけれど、今は行けないのでせめてオンラインで会いたい人
など
PassMarketからお申し込みください↓
https://passmarket.yahoo.co.jp/event/show/detail/023g4h1by0t11.html
参加費:一般 1,000円
学生は無料です。
「おちゃっこ」の雰囲気を大切にするために、申し込み多数の場合は、お申し込みを締め切る場合があります。
ゲストが一方通行で話すのではなく、参加者の方との会話も大切にしたいと思っていますが、参加者に発言を強要することはありません。また、顔出ししなくてもOKです。「耳だけ参加」も歓迎です。
今回のおちゃっこ会のゲスト、村上誠二さんは、東日本大震災当時、陸前高田市内の中学校におつとめでした。村上誠二さんが住む、市内の長洞(ながほら)地区では、津波で家を失った方々があちこちの仮設住宅に分かれて住むのではなく、地区内の仮設住宅への共同移転を実現しました。その仮設住宅を長洞元気村と名づけました。全戸再建したあとは一般社団法人長洞元気村を設立しました。
長洞元気村にはボランティア活動や視察のために国内外の学校や企業、行政の人たちが多く訪れます。「なでしこ」さん(長洞元気村の女性)たちと「ゆべし」を一緒に作る体験プログラムや、地元のホタテを使ったアヒージョなどの商品開発、昼食交流会、農漁業体験、長洞での震災後の体験から作られたオリジナルの防災クロスロードゲームの実践など、長洞元気村を訪問するとさまざまな学びや交流の機会があります。長洞で活躍しているのは、高齢者ならぬ「好齢者」。そこで、長洞元気村では、ご自身たちの活動を「好齢(こうれい)ビジネス」と名づけました。
ボランティア活動を通じて長洞地区の人たちを元気にしたい、災害復興支援活動がしたい、長洞元気村の活動について学びたいと長洞元気村を訪れる人たちのなかには、誠二さんたちが首をかしげたくなる人たちもいるそうです。今回のおちゃっこは、人と人が「つながる」とはどういうことか、あるいは「支援」とは何かについても、あらためて考えるきっかけとなるかもしれません。
高齢化は日本社会の課題と言われますが、起業家精神あふれる長洞元気村のみなさんの活動や経験について、村上誠二さんとおしゃべりする機会を、ぜひ、お楽しみに!
東北いろはにほへとプロジェクト事務局
(一般社団法人DSIA内)
info@dsia.sakura.ne.jp