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イベント・講座

【特定非営利活動法人APEX】
【オンライン開催】第12回適正技術フォーラム/第199回APEXセミナー
『「人新世」の危機と、オールターナティブな経済・技術をめぐって』

  • 「1日だけ参加」も可
  • 午後6時以降可
  • 自宅でできる
  • 初心者歓迎
受付は終了しました
 

ID:49571

※この情報の内容は受付を終了しています。連絡先など変更されている場合がありますのでご注意ください。

キーワード:
人新生技術持続可能経済
活動テーマ:
国際協力 、 環境
団体名:
特定非営利活動法人APEX

趣旨

今日、SDGs(持続可能な開発目標)は、多方面から支持されていますが、それを達成するためには、どのような経済・社会システムや技術のあり方が求められるのかは、あまり明らかでありません。特定非営利活動APEXでは、一昨年、適正技術フォーラムと連携して〈持続可能な開発のための適正な技術選択に関する包括的フレームワーク〉を策定し、今後の望ましい技術のあり方を、技術選択の原則として打ち出していますが、それとともに、望ましい経済・社会システムのあり方も打ち出され、それらが呼応しあって、持続可能な社会の全体像が描かれていく必要があります。

斎藤幸平氏は、マルクスの思想を、膨大な抜粋ノートを含めて、深く掘り下げていく中で、それが、エコロジカルな理論的転換を経ていったことを解明されています。そして、人類による地球環境の改変で危機に直面する「人新世」において、脱成長とコモンを軸とする、代替的な経済・社会のあり方を提起されています。

今回のフォーラムでは、斎藤氏の提起と、包括的フレームワークを突き合わせて考えていく中で、今後の、あり得べき社会の全体像にせまろうとします。

主要項目

開催日

2021年12月10日(金)


14:00 - 16:30

地域

不特定

場所

オンライン開催。申込者に参加URLをお送りいたします。

申込み締切

2021年12月9日(木)

申込み方法・備考

〇適正技術フォーラム・APEX会員の方
下記の申込みフォームを送信いただくか、下記にe-mail、FAXで、お名前、ご連絡先明記の上、お申込み下さい。
https://atfj.jp/activity/forum/forumform/ 
〇一般の方
下記URLの「チケットを申し込む」よりお申込みください。
https://atfjforum20211210.peatix.com/

内容

【参加費】一般:1,000円(学生:500円)、APEX/ATFJ会員:無料
【定員】100名
【主催】適正技術フォーラム
【共催】特定非営利活動法人APEX

(このイベントは独立行政法人環境再生保全機構地球環境基金の助成を受けて開催します。)

【プログラム】

14:00-14:05 オープニング

14:05-15:00 『「人新世」の危機とオールターナティブな経済-脱成長とコモン』

講師: 斎藤幸平氏(大阪市立大学大学院准教授)

15:00-15:45 『持続可能な開発のための適正な技術選択に関する包括的フレームワーク-近代科学技術に代わる技術体系をめぐって』

講師: 田中直(特定非営利活動法人APEX代表理事、適正技術フォーラム共同代表)

15:45-15:50 休憩

15:50-16:30 パネルディスカッション・質疑

モデレーター:古沢広祐氏(國學院大學研究開発推進機構客員教授)

講師プロフィール

■斎藤幸平氏(さいとうこうへい)

大阪市立大学大学院経済学研究科准教授。1987年生まれ。ベルリン・フンボルト大学哲学科博士課程修了。博士(哲学)。専門は経済思想、社会思想。Karl Marx's Ecosocialism: Capital, Nature, and the Unfinished Critique of Political Economy(邦訳『大洪水の前に』堀之内出版)によって権威ある「ドイッチャー記念賞」を日本人初、歴代最年少で受賞。2020年、日本学術振興会賞。ベストセラーとなった『人新世の「資本論」』(集英社新書)で新書大賞2021を受賞。編著に『未来への大分岐』(集英社新書)など。

■田中直(たなかなお)

特定非営利活動法人APEX代表理事。適正技術フォーラム共同代表。1976年、東京大学工学部卒業後、石油会社で石油精製プロセス管理、廃プラスチック再生、バイオテクノロジー、排水処理などの業務に従事する一方、1987年の設立当初からAPEX代表を務め、1999年より専従(代表)となる。理学博士。著書に『適正技術と代替社会-インドネシアでの実践から』 (岩波新書)、編著書に『転換期の技術者たち』、『第三世界の問題を考える』(剄草書房)、『エネルギー問題-工業化社会の自然と労働』(社会評論社)など。

■古沢広祐氏(ふるさわこうゆう)

國學院大學 研究開発推進機構 客員教授。(NPO)「環境・持続社会」研究センター代表理事。大阪大学理学部(生物学科)卒業、京都大学大学院農学研究科(農林経済)研究指導認定。農学博士。國學院大學経済学部(経済ネットワーキング学科)教授を定年退職後、客員教授。著書に『食・農・環境とSDGs:持続可能な社会のトータルビジョン』(農山漁村文化協会)、『地球文明ビジョン』(NHKブックス)、『共生時代の食と農』(家の光協会)、『共生社会の論理』(学陽書房)他。

この情報に関するお問い合わせ

適正技術フォーラム事務局(担当: ジェンキンソン 陽(みなみ))

〒110-0003

東京都台東区根岸1-5-12 井上ビル

TEL:03-3875-9286 FAX:03-3875-9306

Email: info@atfj.jp

HP: https://atfj.jp/

団体紹介
団体名称 : 特定非営利活動法人APEX
特定非営利活動法人APEX(Asian People's Exchange)は、アジアの人々の生活向上や環境の保全を目ざして活動を続けている国際協力NGO(Non-Governmental Organization)です。 
1987年の設立以来、インドネシアを主な活動のフィールドとして、現地のNGOと協力しつつ、排水処理、バイオマスエネルギー開発、職業訓練などの事業を行ってきました。

活動を行うにあたっては、それぞれの地域の状況に適し、住民が参加しやすく、環境にも負担をかけない《適正技術》の開発と普及を重視しつつ、問題解決のための具体的な代案をつくりだすことに努めています。