【特定非営利活動法人　風雷社中】
ONLINEセミナー「福島と障害のある人たち　その１」ソーシャルクエスト２０２２

ONLINEセミナー「福島と障害のある人たち　その1」ソーシャルクエスト2022

東日本大震災・原発事故による交通機能寸断のために、移動が困難になった福島県南相馬地域の障害者の移送支援:移送支援事業「さっと」の立ち上げと展開に中心となり関わった、おおた市民活動推進機構の代表理事 中野真弓さんに、当時を振り返り、福島原発事故と障害のある人たちへの関わりについて話題提供をしてもらいます。

ONLINEセミナー「福島と障害のある人たち　その1」ソーシャルクエスト2022

東日本大震災・原発事故による交通機能寸断のために、移動が困難になった福島県南相馬地域の障害者の移送支援:移送支援事業「さっと」の立ち上げと展開に中心となり関わった、おおた市民活動推進機構の代表理事 中野真弓さんに、当時を振り返り、福島原発事故と障害のある人たちへの関わりについて話題提供をしてもらいます。

移送支援事業「さっと」は、大田区と南相馬市の市民団体や障害者支援事業者の広域連携として平成23年度独立行政法人福祉医療機構の社会福祉振興助成事業の助成金(WAM助成)を受けて実施。平成24年度も「原発事故被災地南相馬の移送支援事業」として事業を継続し優良助成事例にも選定された。

大田区では発災直後より被災地支援と避難者支援を行っており、福祉関係団体が福島県から大田区へ避難してきた福島県の障害者とその家族への相談対応を行っていた。それがきっかけとなって被災地の障害支援関係者と連絡を取りあうようになり、現地の精神障害者が避難所になじむことができないなどの理由で、自宅にひきこもり、体調面の悪化が懸念されているといった現状を知るた。平成23年5月に南相馬地域の障害者がどのような暮らしをしているのか現地調査を行った。

当時の状況や事業に至った経緯について、おおた市民活動推進機構の中野真弓さんは次のように語る。「南相馬地域はもともと交通網がぜい弱なうえに、原発事故のためJR常磐線が不通となり、交通弱者といわれる障害者の方は移動手段を失い、孤立した生活を余儀なくされていました。このような状況で一番要望されたのは『移動する時の支援がほしい』ということでした。利用者・家族から発災前のように『支援施設に通いたい』という切実な願いが多く寄せられる一方で、開設している事業所は他事業所の利用者の受け入れなどの対応に追われ、スタッフの疲労は限界に達しており、とても移送支援に手が回せる状態ではありませんでした。ちょうどその時に、福祉医療機構のWAM助成の2次募集があることを知り、南相馬市の事業者に提案し、緊急課題である移送支援を立ち上げることにしました」(wamネットより引用)

11年目のいま、福島の状況を改めて共有化し、社会課題としてわたしたちがこれからどのように取り組んでいくべきかを考える機会を持ちたいと考えます。

NPO法人風雷社中は「障害のある人たちの人権の実現と差別の解消」に障害福祉サービスの実施を通し取り組んできていますが、障害福祉の枠にとどまらず、人権の実現と差別の解消を横軸とした社会課題の共有化とネットワークづくりとして、ONLINEイベント「ソーシャルクエスト」を2022年度より開始していきます。

日程:8月28日(日)13:30~　(チェックイン13:00~)

形式:ZOOMセミナー形式

参加費:一般参加　500円　　応援参加　1,000円(500円寄付上乗せですが、参加条件は一般同様です。応援してください)

定員　:100名

プログラム

話題提供　

大田区NPO関係者と福島原発事故被害への関わり～「移送支援さっと」と「くーの東北」の活動から～　

話題提供者　中野真弓さん(NPO法人おおた市民活動推進機構　代表理事)

パネルディスカッション&質疑応答

パネラー調整中

話題提供者プロフィール:中野真弓さんプロフィール

1961年生まれ。東京都出身。生協役員や大田・生活者ネットワーク代表・事務局長、大田区区民協働推進委員、大田区自立支援協議会委員、区民活動支援施設「こらぼ大森」職員などを経験。2007年NPO法人おおた市民活動推進機構を立ち上げる。

NPO法人おおた市民活動推進機構代表理事・事務局長　

大田区ポールdeウォーク推進協議会事務局長

NPO法人ジャパンユニバーサルスポーツ・ネットワーク事務局

NPO法人大森コラボレーション常務理事

NPO法人風雷社中理事

NPO法人あか・しろ・きいろ監事

認定NPO法人市民福祉団体全国協議会　居住支援法人大田支部相談員

情報保障:パソコン文字通訳

後援　おおた市民活動推進機構

主催　NPO法人風雷社中

共催　インターネットラジオOpenSession♪　

以降の予定

2022年度ソーシャルクエスト予定

12月予定

福島で暮らす障害のある人たちが今直面していること

二本松市コーヒータイム　橋本由利子さん