※この情報の内容は受付を終了しています。連絡先など変更されている場合がありますのでご注意ください。
DV(ドメスティック・バイオレンス)をなくしていくことは、夫婦・恋人関係が良好な関係を築いていくために、また平穏な家庭を作り上げるために、極めて重要です。これまでDVは暴力を受ける被害女性の問題を中心に語られてきましたが、最近は「面前DV」という言葉も使われ、DVは子ども虐待の精神的虐待としても位置づけられています。
そこで、子ども世代のDV被害者の問題に光をあて、社会がDV家庭で生きる子どもの苦しみを理解し、生きやすくするための仕掛けとして、今回の企画を考えました。DV家庭で生きる子どもの生の声を30~40篇公募し、書籍の体裁を整えて掲載します。
2023年3月31日(金)
2023年3月末を原稿募集締め切りとしますが、その後もしばらくは原稿を受け付けます。
不特定
ご自宅でできる活動.
DV家庭で育った方。
※ここでのDVとは、夫婦・恋人間の暴力を指します。子どもから見れば、父→母、または母→父、の暴力です。
※体験談は、両親間の暴力のみの場合、及び「両親間の暴力+ご自身が親から虐待を受けた」場合が、原稿応募の条件です。子ども虐待被害のみ場合は、今回の応募条件にならないことをご理解下さい。
2023年3月31日(金)
【原稿提出時に必要な事項】
・本企画専用メールアドレス dvkatei@outlook.com (このメールは出版後に使用停止となります。)
・原稿提出時に必要な情報……氏名、ペンネーム、年齢が何歳代かの記載、性別または性自認、住所(図書カード送付用)、職業(可能な方のみ)→氏名・住所以外が本に記載されます.
・ペンネームの記載がない場合、出版時には「〇〇」との記載になります。
・ペンネームでなく、あえて実名を記したい場合は、お伝えいただければ可能です。
・原稿は、本企画専用のメールアドレスまで、必ずメールでお送り下さい。
・原稿は、メール本文にコピーしてお送り下さい。添付ファイルは避けて下さい。
◆編者:草柳和之(大東文化大学非常勤講師/メンタルサービスセンター代表・カウンセラー)
◆出版社:解放出版社
■詳細⇒ http://www5e.biglobe.ne.jp/~m-s-c/publish%20plan%202019%20page.htm
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企画趣旨
DV(ドメスティック・バイオレンス)をなくしていくことは、夫婦・恋人関係が良好な関係を築いていくために、また平穏な家庭を作り上げるために、極めて重要です。これまでDVは暴力を受ける被害女性の問題を中心に語られてきましたが、最近は「面前DV」という言葉も使われ、DVは子ども虐待の精神的虐待としても位置づけられています。
そこで、子ども世代のDV被害者の問題に光をあて、社会がDV家庭で生きる子どもの苦しみを理解し、生きやすくするための仕掛けとして、今回の企画を考えました。DV家庭で生きる子どもの生の声を30~40篇公募し、書籍の体裁を整えて掲載します。
子ども世代被害者が親を見て、何を思い、DVによる悪影響を感じながら、懸命に人生を生きようとしたか、そのような体験集は、この社会を住みやすくする上で、多くの人にとって得るところが大でありましょう。本の末尾では、編者が、公募原稿を元に子ども世代の被害について、解説します。
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公募原稿の要項
応募資格 DV家庭で育った方。
言語 日本語
原稿 1200~8000字(これは一応の目安の分量で、字数は8000字を超えても構いません。)
文体 「です・ます」調
採用原稿数 30~40点を選考
採用原稿への報酬 一原稿500円分の図書カード
原稿に盛り込むことが期待される内容
→→以下の内容を全て盛り込む必要はありません。一部のみで結構です。
親世代の暴力はどのようなものであったか、さらに、それを見て、又は、親からの言い分を聞いて自分がどう思ったか。
親のいさかい、不和に対して、自分がどのように振る舞おうとしたか、そして、その結果はどのようなものだったか。
親世代のDVが、自分の生きにくさとして、どのように影響してきたか。
自分の生きた家庭がDVであったことを知った時、それをどう思ったか。
他者から言われたり、扱われたやり方で、自分が混乱したり苦しむ体験となったことは何か。
他者から言われた言葉、他者からの扱われ方のうち、自分が役に立ったり、助けになった体験は何か。
兄弟姉妹がいる場合、親世代のDVはどのような影響の違いがあったか。
父親、母親に対して、現在、自分が伝えたいこと、理解してほしいことは何か。
現在、DV家庭で生きる子どもが生きやすくなるために、世の中の人に理解してほしいこと、要望したいことは何か。
DV家庭で生きたことの苦しさ、ハンディから、いかに前向きな生き方を見いだそうとしてきたか。
自分が作った家庭があれば、それはどのようなもので、今後のようなものにしていきたいか。
★本企画では、DV家庭の悲惨さを訴える、という側面に限定しません。子ども世代DV被害者が本書を読むことによって勇気づけられたり、周囲の人が子ども世代の負担を減らせるような配慮ができる、という肯定的側面も重視しています。
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原稿提出後の留意点
お送りされた原稿は、出来る限り執筆者の意向を尊重する考えですが、本としての出版に必要な削除やリライトを行うことがあります。その判断は編者に全面的にお任せいただくことを、ご了承下さい。
原稿の採否は、全原稿が整った段階で、メールによりお知らせします。
採否、リライトの理由についてのお問合せには応じかねますことを、ご了解下さい。
採用されなかった原稿への報酬は、ありません。
報酬の図書カードは、本の出版時に一括して、執筆者に郵送します。
刊行は2023年夏の予定ですが、原稿の集まり具合や編集の都合により、変動することがあります。
企画・編者紹介
草柳 和之=KUSAYANAGI Kazuyuki=
大東文化大学非常勤講師.メンタルサービスセンター代表・カウンセラー.長年,DV
被害者支援に携わると同時に,日本で初めてDV加害者更生プログラムの実践と研究
に着手,実践は新聞・TV・雑誌等を通じて広く紹介される. その先駆的取り組みが
評価され、社会貢献支援財団より、平成27年度社会貢献者表彰を受賞した。
日本カウンセリング学会東京支部会・運営委員. 著書に『ドメスティック・バイオ
レンス』(岩波書店), 共著『標準 音楽療法入門 下』(春秋社)、他多数. 家庭裁
判所・国の研究機関・自治体・弁護士会・大学・学会等から,幅広く講演や研修会の
依頼を受けており, その優れた研修指導は多くの人々から支持されている.
資格:日本カウンセリング学会・認定カウンセリング心理士.