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助成金等

【高木仁三郎市民科学基金】
第22期(2023年度)国内向け助成募集のおしらせ

受付は終了しました
 

ID:51888

※この情報の内容は受付を終了しています。連絡先など変更されている場合がありますのでご注意ください。

趣旨

◇ 高木仁三郎市民科学基金(高木基金)は、「市民科学者」として核・原子力の問題

に力を尽くした高木仁三郎(1938-2000)の遺志に基づいて設立され、「市民科学」

を志す市民や若手研究者への助成を行っています。

◇ 困難な課題が山積する現代において、特に科学技術の負の側面や持続可能で公正な

社会の実現の妨げとなっている政策などについて、批判的に分析し、解決の道を探る

ことが「市民科学」の役割だと高木基金は考えています。

主要項目

対象

●助成対象団体
・グループ・団体での応募の場合、法人格等の制限はありません。任意団体や一般の市民グループも助成の対象となります。
・大学や研究機関などに所属し、科学研究費などの獲得が可能な方からの応募も受け付けますが、選考に際しては、そのような研究費等の獲得が難しい課題の応募を優先します。
・2021年度までは、「若手研究支援枠」を別に設定していましたが、今回の募集では、若手研究者の助成応募も一括して受け付けます。

●助成対象事業
・ 近年、「市民科学」という言葉は幅広い意味で使われており、市民参加による環境・社会調査などを一般的に「市民科学」と称することもあるようですが、高木基金の考える「市民科学」は、より明確な問題意識に基づいています。すなわち、高木基金は、現代の科学技術や公共政策が、市民社会や地球環境の脅威となっているような問題について、不安を抱える市民の立場にたち、行政や企業のあり方などを批判的に検証することを通じて、問題の解明を試み、解決への道筋を探るような取り組みを「市民科学」と位置づけ、この考え方に沿う調査研究を助成対象とします。
・ 特に、現代における科学技術や公共政策の選択が、限られた地球資源の浪費・喪失や汚染物質の排出などで、将来の世代に大きな負担をもたらすという世代間倫理の視点を重視します。
・ 逆に、「市民科学」の考え方に基づくものであれば、調査研究のテーマは限定しません。
・ 助成選考においては、今回応募の調査研究に限らず、将来にわたり、「市民科学」を実践していこうとする意欲と姿勢を重視します。
・ 『市民科学者として生きる』(岩波新書)などの著作を読み、高木仁三郎の目指した「市民科学」への理解を深めた上で応募してください。過去の助成実績についても、高木基金のウェブサイトに掲載していますので参考にしてください。

助成金

一般 高木基金にはじめて応募する、あるいは高木基金から過去に1回、助成を受けた実績のある個人・グループ。 100万円
継続 高木基金から2回以上の助成を受けた実績のある個人・グループ。 50万円

申込み締切

2023年5月10日(水)

申込み方法・備考

フォームから応募登録を行うとともに、以下のリンクから助成申込書のファイルをダウンロードし、必要事項を入力の上、メールの添付ファイルで送信してください。
https://forms.gle/LHiXbAJhz3Qm8hLJ7

内容

原則として2023年8月~2024年7月の間に実施される調査研究を対象とします。

3年程度の長期的な計画に基づいて調査研究を実施するものも助成の対象とします。その場合は、全体の計画とともに当初の1年間の調査研究計画を示してください(助成選考は1年ごとに行います)。

事前相談

正式の応募前に、希望に応じて事務局が「事前相談」を受け付けます。高木基金に初めて応募をする方は、事前相談を利用することを推奨しています。ご希望の方は、助成申込書の下書きを作成した上で、原則として5月1日までに、事務局( info★takagifund.org ★を@に変えてください )にメールでお申し込みください。募集期間終了間際の事前相談には対応ができない場合があります。

この情報に関するお問い合わせ

その他、不明の点などについては、info@takagifund.org にメールでお問い合わせください。