趣旨
「たんとすまいる」では、DV被害回復プログラムに加えて、DV加害更生プログラムを実施しています。DV加害更生プログラムの存在が世の中にあまり知られていないために、「その内容がよく分からない」、「通っている人から、実際に話を聴きたい」という声をいただくことが多くあります。そこで、加害更生プログラム参加者自身による説明会を開催します(ZOOMによる開催)。
主要項目
内容
このたび、「たんとすまいる 加害更生プログラム参加者による説明会」を開催しますので、お知らせします。
たんとすまいるに相談にいらっしゃる方から、以下の声をいただくことが多くあります。
◆プログラムに参加しようと思っているけれど、実際にどういう方が通っているのか分からず不安です。
◆プログラムに参加するメリット/デメリットを、実際に参加している方からも聴いてみたいです。
◆プログラムに参加している方はどのような点に手ごたえを感じているのですか?また、どんな点で苦労しているのですか?
◆自分のDV/モラハラは、プログラムに通っている人たちと同じなのでしょうか?
◆自分以外の方がどんなDV/モラハラの体験をしているかを聴いてみたいです。
◆夫に参加してほしいけど、中身を知りたい。
◆夫が続けられるか心配。
◆夫にプログラムに参加してもらいたいが、どうしたらいいかわからない。
そこで、こうした声に応えるために、現在加害更生プログラムに参加している方々が主宰して、説明会を開催する運びとなりました。
DV加害の経験、たんとすまいるでの学び、現在感じていることなどを、プログラム参加者がざっくばらんにお話しします。
この情報に関するお問い合わせ
団体紹介
団体名称 :
Turn to Smile(たんとすまいる)
私たちTurn to Smile(たんとすまいる)は、DV(ドメスティック・バイオレンス)のない社会をめざし、DV経験者による、DV経験者の回復自立支援活動(=アフターDV支援活動)を中心に、DV/デートDV防止啓発活動を行っている非営利法人です。
内閣府の調査報告では、既婚女性の3人にひとりがパートナーからなんらかの暴力を受けたことがあるという調査結果が出ています。また、男女を問わず、家庭内暴力や虐待、デートDVなども増えていることが明らかになっています。DV被害支援の充実が求められています。
ところが、これまでのDV被害支援と言えば、『逃げる』『別れる』が中心でした。暴力は、被害者だけでは成り立たず、必ず加害者がいるのに、被害者だけが、『逃げる』『別れる』という選択を迫られた支援でした。
しかも、実は、暴力から逃れたとしても、長期にわたって精神的、身体的辛さから回復できず、その結果、子育てや経済的自立が困難になる場合が少なくありません。そして、『逃げる』『別れる』を選択できないのなら、『我慢する』しかありませんでした。
被害者の望みや希望は、『逃げる』『別れる』だけではなく、『相手に変わってもらいたい』ということもあります。あらゆる【暴力】は、振るう人がやめれば振るわれる人はいなくなります。加害者がいなければ被害者は出てこないのです。
私たちは、経験者だからこそ分かるその気持ちに寄り添いながら、加害更生プログラムと被害を受けた方の回復支援、新たな関係性の再構築と子どもたちへの連鎖を止めるための活動を行っています。