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【NPO法人風雷社中】
【クラウドファンディング】「障害のある人が自由に外出できない社会を変えるために、ガイドヘルパーを増やしたい!」にご支援をお願いします

受付は終了しました
 

ID:52461

※この情報の内容は受付を終了しています。連絡先など変更されている場合がありますのでご注意ください。

キーワード:
ガイドヘルパークラウドファンティング移動支援資格障害者支援
活動テーマ:
障がい者 、 高齢者 、 子ども 、 地域・まち・居場所づくり
団体名:
NPO法人風雷社中

趣旨

障害のある人が移動支援を利用できるようにするためのアクションです。

新しくガイドヘルパーを始めるための資格研修、現役のガイドヘルパーがこれから続けていく手助けになるような研修を実施します。

この2つの研修実施に向けた資金調達のために、クラウドファンティングに挑戦しています。

下記のクラウドファンディングより、ご支援ください。

https://camp-fire.jp/projects/view/690375?utm_campaign=cp_po_share_c_msg_projects_show

主要項目

開催日

2023年10月15日(日)


クラウドファンディング期間 8月19日~10月15日

地域

不特定

場所

大田区池上7-30-5
ラジェステ池上102

対象

ガイドヘルパーをしている方、ガイドヘルパーを利用している方、ガイドヘルパーの知り合いがいる方、知り合いがガイドヘルパーを利用している方、ガイドヘルパーを初めて知った方など、みなさま。

申込み締切

2023年10月15日(日)

申込み方法・備考

下記のクラウドファンディングより、ご支援ください。
https://camp-fire.jp/projects/view/690375?utm_campaign=cp_po_share_c_msg_projects_show

内容

はじめに

NPO法人風雷社中 研修担当の定岡です。

クラウドファンディングに挑戦するのは4回目になります。

NPO法人 風雷社中は東京都大田区・目黒区・横浜市で障害のある人にガイドヘルプサービスを提供しているNPOです。

誰かが差別されて、不当な状況にあることを放置したくない。

それが、風雷社中の基本です。

そして、すべての差別に対することはできませんが、わたしたちは障害のある人への差別と向き合い、不当な状況の解消に取り組むために活動をしています。

私は子どもの頃に障害のある人との交流がなく、学校か施設のバスが走っているのを道で見かけるのが唯一の接点でした。

そんな私がひょんなことから大学1年生のときに風雷社中でガイドヘルパーのアルバイトを始めて、卒業後も続けたいと思ったので風雷社中に就職しました。

現在は週5日でガイドヘルパーをしつつ、事務所スタッフとして研修担当などもしています。

アルバイトを含めるとガイドヘルパー10年目になりました。

◆ガイドヘルパーとは

別名、移動支援従業者。視覚障害・全身性の身体障害・知的障害・精神障害のある人の外出をアシストする仕事。

風雷社中の場合は利用者のほとんどが知的障害のある人。

移動支援従業者養成研修を修了する他、介護職員初任者研修や看護師などの資格を持っていると従事できる。

◆移動支援とは

別名、ガイドヘルプサービス。利用要件などは市区町村ごとに異なる。大田区では、居宅介護、重度訪問介護、同行援護又は行動援護に係る法人が区と協定を結んでサービスを提供している。

解決したい社会課題

新型コロナウィルスが5類扱いに変更となり、今まで外出を控えていたり規模を縮小したりしていた方々が、これからは「いろいろな場所に出掛けたい」という意識に変わってきています。

障害当事者も同じで、現在風雷社中で移動支援を利用している方から外出の回数をコロナ禍前のように戻したいという依頼や、新しく移動支援で外出したい方からの問い合わせが増えています。

しかし、需要が増え続けているために新しいヘルパーが輩出されても充足されることはなく、コロナ禍前から変わらず、障害当事者が必要としている移動支援が充分に実施できていません。

例えば、昨年度の風雷社中の場合、35名から新規利用の問い合わせがありましたが、そのうち30名の支援を断っています。

既存の利用者からの依頼についても、1年間で約450件の依頼を実施できませんでした。

ヘルパーが足りていない状況は風雷社中だけでなく他の事業所も同様です。

大田区内のすべての事業者にしらみつぶしに連絡しても、結局事業者が見つからなかった方もいます。

■なぜ、あいも変わらず”ガイドヘルパーが足りない”のか

1⃣ガイドヘルパーの知名度が低い!

ヘルパーと聞くと、対象が高齢者のヘルパーを思い浮かべる方がどうしても多いです。

”障害のある人の”ヘルパーと聞いても、生活介護や就労継続支援などの施設の支援員を思い浮かべる方が多いです。

ガイドヘルパーの仕事を説明すると、「そういえば見たことがあるかも!」と言ってくれる方も以前よりは増えましたが、まだまだ知名度が低いです。

成人の利用者の移動支援中であっても、電車で隣り合った方などから友好的に「お母さん」と声をかけてもらうこともしばしば、、、

多くの人にとっては障害のある人と一緒にいるのは当然家族なのだろうという先入観があるのだと思います

2⃣同じ時間帯に支援が必要な人がたくさんいる!

風雷社中では50名以上のガイドヘルパーが働いています。

年齢層は20代~70代と幅広く、平日は他業種でフルタイムで働いているので週末だけガイドヘルパーの方や週5日でガイドヘルパーとして働いている方など、働き方はさまざまです。

それでも実施できない移動支援があるのは、利用の希望が同じ時間帯に集中してしまうからです。

通勤・通学ラッシュ、帰宅ラッシュと同じく、人が動く時間帯が移動支援のラッシュ時間帯です。

平日朝:7時~9時半 学校や通所施設に向かう。
平日午後:15時半~18時 学校や通所施設から帰る。または、学校や通所施設が終わった後に遊んでから帰る。
休日日中:10時~16時 学校や通所施設が休みの日に遊びに行く。

ガイドヘルパーは1対1の支援なので、同じ時間帯で利用したい人が1人増えれば、ヘルパーがもう1人必要になります。

外出支援であれば長時間になりますが、特に平日は、通所施設の送迎バスから自宅まで、ほんの10分で終わるような移動支援もあります。

たとえ10分の距離であっても、車や自転車などの危険を知らせたり、歩行をサポートしたりする人がいないと、家に帰ることができません。

このように生活に必要不可欠なガイドヘルパーですが、短時間の支援に遠方から働きに来てもらうのは現実的ではありません。

だからこそ、同じ地域で暮らしていて、ちょっと空いている時間を社会貢献に活かせたらと考えている方に、ガイドヘルパーをおすすめしたいです。

移動時間や外出時間を一緒に過ごす仕事なので、人との繋がりを得ることができる。

そして、ちょっとしたお小遣い稼ぎにもなる。

障害福祉に強い関心のある方だけでなく、広く一般に知ってもらう必要のある仕事です。

■ガイドヘルパーがいなかったら、、、

お散歩したり出掛けたい場所があるのに、諦めて家に籠る。

頑張って働いた給料で買いに行きたいものがあるのに、お店に行くことができない。

成人なのに、家族が一緒に行ける時にしか出掛けられない。

障害当事者の送迎や外出のために家族がそれぞれの仕事や用事をキャンセルして対応する。

自分たちが暮らしている街で、そんな状況が続くのは嫌です。

障害のある人も当たり前に外出できる状況を作るために、ガイドヘルパーをもっともっと増やします。

同じ地域に住む人がちょっとずつガイドヘルパーをしたら、障害のある人が自由に出かけられる街になります。

そして、ガイドヘルパーの経験のあるだけで、見える世界が変わるはずです。

そこにいる人が困っていることに気づいたり、少し目立つ行動をしていてもその人にとっては普通のことだと分かったり。

そうすると、ガイドヘルパーがいなくてもひとりでお出掛けできる障害当事者だって、もっと街に出やすくなる。

そのために、私たち風雷社中は「支援の一般化」をめざしています。

ガイドヘルパーは障害のある人と街の架橋です。

障害のある人と接する機会を奪われていた人たちや街が、知り合っていくために必要な仕事です。

だからこそ、いままで障害のある人との接点がなかった人にも、一緒に街に繰り出すガイドヘルパーを担って欲しいと思っています。

このプロジェクトで実現したいこと

■ガイドヘルパー研修

この研修の修了者はガイドヘルパーとして働くことができるようになります。

今年度は11月と1月の2回実施します。

東京都指定事業者番号東障知学0067:知的障害者移動支援従業者養成研修課程(通学形式)

■現任研修

いまガイドヘルパーをやっている人たちと一緒に学ぶ場を作りたい!

★ガイドヘルプをより充実したものにしていくために

ガイドヘルパーは資格の更新が無いので、最新の情報を得るためには自分から探しにいく必要があります。

ガイドヘルパーの中には初めて障害福祉に携わるという方も多く、特にダブルワークや育児や介護をしながら働いている方にとっては、日々変わっていく情報をキャッチするのは容易ではありません。

”この研修を受けたら最新の情報を知ることができる”という場があれば、支援中に迷った時に拠り所となる考え方などを得て、ガイドヘルパーを続けていく上でより良い支援ができる自信が持てるようになります。

★広いつながりを持つことで継続していくモチベーションを作りたい

ガイドヘルパーは基本的に利用者さん1名に対してヘルパーが1名付く1対1の仕事で、支援現場に直行直帰という働き方が多いです。

事務所スタッフとして働いていると同僚や同業者と話す機会がありますが、特にアルバイト・登録ヘルパーの働き方だと他のヘルパーとの接点が事業所内の研修や事業所の管理者との定期面談などに限られています。(特にコロナ禍では忘年会なども実施できませんでした)

人間関係に気を使うことが少ないのでちょうどいいと感じている人も多いですが、ちょっとした迷いを共有したり楽しかったことを話せる場所がほしいという声もあります。

会場では実際に会って話すことで、普段はわざわざ言うほどじゃないと引っ込めてしまう話題も、ちょっとした雑談として話しやすくなります。

会場だけでなく、zoomも併用したハイブリット方式を取ることで、自分が働いている地域以外の地域のガイドヘルパーとも情報交換ができるときっと楽しい。

移動支援はその地域に合わせて作られているので、同じところも違うところも沢山あるはずです!

この情報に関するお問い合わせ

NPO法人風雷社中

東京都大田区池上7-30-5 ラジェステ池上102

電話   03-6715-9324

MAIL guidehelper@fuu-rai.org

FAX  03-6715-9327

担当   定岡

団体紹介
団体名称 : NPO法人風雷社中
特定の状況(個人や家庭、地域)にあるために社会的に不利益な状況にさらされている人々が、一人ひとり大切な人間として認められ、自分らしく自由に生きられ、差別をされることなく、社会の一員として認められる社会を作って行く事を目的とします。

障害を持つ人々や、適切な体験や学習の機会を得ることが出来なかった様々な人々が、競争や特定の『価値』の交換が基盤となっている社会構造の中で、不当な状態のまま生きていくことを社会から強いられ、弱者として位置づけられ、特殊な存在として分離されている状況にあると風雷社中は考えます。

弱者のみが努力をして、その不当な状況を克服していくことは、困難です。
社会がそのあり方をシフトして、弱者として位置づけられている人々の権利が獲得されていくことが、社会が更なる進化を遂げていく事であると風雷社中は考えます。

これらの状況を変革して、上記の目的を達成していく為に必要なことは、ソーシャルインクルージョンを推進して、弱者分離の状況を改善し、競争や特定の『価値』の交換のみが基盤ではない社会を作ることが必要であると風雷社中は考えます。

具体的には、障害のある人々が直接社会に参加していく為の支援活動を行い、社会の中で障害のあるとない人が接点のを持ち、知り合いや、仲間になれる機会を増やしていきます。
また、その支援の担い手は、専門職種を核にし、支援活動に未経験な人たちを積極的に導入していきます。
このことにより、支援活動そのものが『接点』となり、支援が一般化していく仕組みを構築させます。
その為に以下の二つの事業を活動の主軸としていきます。
①障害を持つ人への外出支援や相談支援。
②若者就業支援。
この事業展開により、ノーマライゼーションを推進することと、支援の体制を社会全体で支えていく仕組みを生み出し、支援を支える社会へと変革していくことを目指します。