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80年前に子どもたちが残した言葉と出会う。この世界に今、どう響くだろう。
2024年1月27日(土)
17:00~19:00
不特定
ゲーテ・インスティトゥート東京(東京都港区赤坂7-5-56)
高校生、先着40名
参加申込は下記のホームページで受け付けています。定員になり次第締め切りです。
https://kokoro20240127.peatix.com/
高校生の皆さん、学校の枠を越えて出会い、共に学び、対話しませんか。1月27日は国連が定めた「ホロコースト犠牲者を想起する国際デー」です。国や民族、信仰の違いを超えて、ホロコーストの歴史から人間の差別や偏見の危険性について学ぶことを国連は加盟国に呼びかけています(2005 年国連総会決議)。この国際デーに合わせて、当時の子どもたちが書き残した「言葉」に出会うワークショップを開催します。
ナチ・ドイツの強制収容所で、少年たちが隠れて秘密の雑誌を発行しました。「我らが先導する」(Vedem ヴェデム)と名づけたその雑誌に、不安や怒り、喜びと悲しみ、楽しかった日々の思い出や未知なる世界への憧れを書き、詩を創作します。信念と希望に満ちた思いも記しました。多くの子どもたちがこの後、アウシュヴィッツ絶滅収容所などに送られて殺害されます。しかし、少年たちが2年間で書き上げた約800ページの雑誌は戦後発見され、今日まで世界で多くの人々に読み継がれています。
この世界に今、少年たちの言葉はどんな風に響くでしょう。今「わたし」はどんな風に彼らの言葉を受け止めるでしょう。歴史と出会い、現在と未来を共に考えてみませんか。高校生の皆さんのお申込みを心よりお待ちしています。
ゲーテ・インスティトゥート東京(東京ドイツ文化センター)
東京都港区赤坂7-5-56
地下鉄銀座線・半蔵門線・大江戸線 「青山一丁目駅」4番(北)出口より徒歩7分
高校生、先着40名
①アイスブレイク
②問いをつくる
③子どもたちの言葉と出会う
④カナダからのビデオメッセージ上映
⑤「わたし」の言葉で対話しよう
無料
オーストリア政府の海外奉仕プログラム(Austrian Service Abroad)派遣生。オーストリアでは18歳以上の男性は兵役義務があるが、これを拒否して、代わりに世界各地のナチズムやホロコーストの歴史に関連する博物館でボランティア活動に従事することもできる。これまで700人を超える20代の若者が60ヶ国、143ヶ所に派遣されて、奉仕活動を行っている。これは、ナチズムの犯罪に対するオーストリアの責任を認識し、犠牲者を追悼すること、未来のためにユダヤの文化を支援するということを目的としている。トリスタンは昨年11月から、NPO法人ホロコースト教育資料センターや高麗博物館などで活動中。
カナダのトロント出身。アウシュヴィッツ生還者の父が10代の頃にテレジン収容所のL417棟1号室で秘密の雑誌「Vedem(ヴェデム)」に関わっていたことや戦後の出版に携わったことから、父をサポートし、家族の歴史を伝える出版や舞台、映画の監修を務めてきた。戦前・戦中の家族の遺品を管理し、様々な教育プロジェクトにも提供している。2001年に来日し、アウシュヴィッツで13歳で殺された叔母ハンナ・ブレイディの名前が記されたかばんと対面し、日本の子どもたちに家族の物語を語って以来、Kokoro代表・石岡史子と共に世界各地の学校で講演活動も行ってきた。
NPO法人ホロコースト教育資料センター(Kokoro)代表。国内外の1,200以上の学校や自治体で人権・平和の授業を実施する。ポーランドのアウシュヴィッツ博物館から借りた犠牲者の旅行かばんをめぐる実話『ハンナのかばん』の登場人物。日本語版は自ら翻訳(ポプラ社刊)し、世界40ヵ国で出版され、映画化される。これまでのNPOの活動に対して、カナダのヨーク大学より名誉博士号が授与される。毎年大学生や教員向けのポーランド・ドイツ研修旅行を企画・引率する。共著に『「ホロコーストの記憶」を歩く~過去をみつめ未来へ向かう旅ガイド』(子どもの未来社)。愛知教育大学、早稲田大学非常勤講師。
NPO法人ホロコースト教育資料センター
TEL : 03-6450-3413
Email : info(at)npokokoro.com
学校訪問授業で事務所を留守にすることがあります。お問合せはなるべくメールでお願いします。