※この情報の内容は受付を終了しています。連絡先など変更されている場合がありますのでご注意ください。
1月30日から、映画を通して韓国、朝鮮(DPRK)、台湾、中国、香港など東アジアの状況を知る連続講座を開催します。
本講座では、韓国のアカデミー賞作品・『パラサイト 半地下の家族』、ヨーロッパなど海外に多く輸出されている朝鮮(DPRK)のアニメーション、近年注目を集める台湾のLGBTQ映画とホラー映画、中国でドキュメンタリー映画の興行記録を塗り替えた『二十二』、香港でロングラン上映となった、実際に起きた介護施設の性暴力事件をとりあげた『白日の下』(予定)など旬の映画をとりあげ、そこに映し出された現在の社会を解説します。
2024年1月30日(火)
2024年2月29日(木)
2024年3月17日(日)
2024年4月14日(日)
北区、 不特定
オンライン開催(字幕あり、会場・オンライン併用)
どなた様も
2024年5月31日(金)
予約・詳細 https://eastasianmovie.peatix.com/
・お申し込みの締め切りは 5月31日(金)23:55までです。
・お申込み時点ですでに終了している回につきましては、後から配信でご覧ください。
・zoomでのリアルタイム参加を希望される方は開始時間の1時間前までにはお申込みください。それ以降の直前のお申込みには対応できないことがあります(その場合、後から配信でご覧ください)。
映画はいつも、社会の「本音」を映してきた。ヒットする映画には作り手の意図と同時に、観客の求める欲望が映し出されている。
本講座では、韓国のアカデミー賞作品・『パラサイト 半地下の家族』、実はヨーロッパなど海外に多く輸出されている朝鮮(DPRK)のアニメーション、近年注目を集める台湾のLGBTQ映画とホラー映画、中国でドキュメンタリー映画の興行記録を塗り替えた『二十二』、香港でロングラン上映となった、実際に起きた介護施設の性暴力事件をとりあげた『白日の下』(予定)など旬の映画をとりあげ、そこに映し出された現在の社会を解説する。
――『パラサイト 半地下の家族』に見える南北分断の影とは?
――LGBTQフレンドリーでジェンダー平等なはずの台湾の、ホラー映画に現れる恐怖とは?
――政治的抑圧が強まるといわれる香港で、社会的な関心は今どこに向かっているのか?
など、映画を切り口として、まさに現在起きている変化と共に、その背景となる歴史や社会構造も知ることができる。
映画を見たことがある人はより理解が深まり、見たことがない人はこれから映画を見るために役立つ講座である。
『パラサイト 半地下の家族』(原題:기생충(寄生蟲)英語表記 Parasite)は、1955年以来、アカデミー作品賞とカンヌの最高賞を受賞し世界中の映画賞を受賞。全世界興行収入は2億ドル(約230億円)を超えた。日本でも、韓国エンターテイメント関連、映画専門誌だけでなく、様々なメディアで取り上げられ、地上波のテレビニュースでも数多く特集され、興行収入45億円・330万人以上が観覧。2023年には、日本の90年代の関西に舞台を移し、演劇作品となり上映後も話題に上がる作品である。
主な評価は「世界トップクラスの格差社会・韓国の内実をコミカルに描いた」「世界中にある普遍的な階級問題を上手く描いた」「痛快な貧困層の逆襲」。しかし、この映画は登場人物の設定、多くのメタファーに「朝鮮戦争と休戦」「南北分断の影響」「南北統一とは?」など継続している冷戦構造ー朝鮮半島の南北分断が散りばめられているが、指摘する論も多いとは言えない。本講座ではそこを中心に論点を整理していきたい。(興行収入は2020年時点)
「朝鮮(DPRK)アニメーションの肯定的価値と対立的空間が意味するもの」
「台湾LGBTQ映画からホラー映画まで―ジェンダー平等?バックラッシュ?」
「”健気な被害者”を見たいのは誰ー映画『二十二』は中国の日本軍戦時性暴力の何を描かなかったか」
1回券(一般)/1,800円
全5回通し券(一般)/8,600円