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思想的意味のある英文テキストを掘り下げて読み込む講座です。ことばの一つひとつの解釈やそこに込められた作者の思想を読み解きながら、講師と受講生で内容について議論を深めていきます。これまでは通年で一冊を読み上げる方式をとってきましたが、今年はテーマを立てて、複数のテキストを読み込んでいきます。今年のテーマは Eurocentrism(ヨーロッパ中心主義)。ガザでのジェノサイドを前に、このテーマに挑戦してみましょう。
オンライン連続講座
https://www.parcfs.org/2024-07
PARC自由学校
ヨーロッパとは何か、欧米とは何か、普遍的人権の擁護者なのか、そうではないとすれば、一体何なのか、そう問う切実な必要に今世紀の世界社会は迫られています。200万のガザのパレスチナ住民にたいしてイスラエルが実行しているのはおぞましいジェノサイドです。イスラエル国家防衛が至上価値、そのためには、何をしても許される、パレスチナ人は敵、子どもであろうと老人であろうと抹殺してもそれは当然の愛国的行為だ。こうした立場を公然と宣言してガザのパレスチナ人へのジェノサイドを実行しているイスラエル国家をいくつもの米英・欧州の国家は、同志として、公式に支持し、これに異を唱える人びとを「反ユダヤ主義」(anti-Semitism) と呼んで弾圧しています。勝手に自己を普遍者と主張し、全体に押し付ける Eurocentrism は、イスラエル・パレスチナ問題にもっとも露骨に貫かれているとも言えるでしょう。そこに Eurocentrism という近代世界の深刻な問題への一つの入り口があると思われます。いくつかの文献を読み合わせながら、議論するクラスにしたいです。
アジア太平洋資料センター(PARC) 栗本
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