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”あと10センチで出逢えるかもしれない。”
ガマフヤー具志堅隆松 70歳
なぜ40年も沖縄を掘り続けるのか?
新進気鋭の映画作家が生まれ育った
沖縄の歴史といまを見つめた次なる世代のドキュメンタリー『骨を掘る男』の自主上映会です。
映画上映の後には、監督の奥間勝也さんと毎日新聞専門記者の栗原俊雄さんの対談もあります。
大変貴重な機会ですので、ぜひご参加ください。
2024年11月29日(金)
13時~16時
東京都外
横浜市緑区長津田2-1-3 横浜市緑区民文化センター みどりアートパーク 大ホール
こちらのサイトからお申込みください。
https://bit.ly/movie-2024-11-29
会場アクセス:JR長津田、東急田園都市線長津田駅北口徒歩4分
お問い合わせ::主催者「ひと・まち」長津田倶楽部 代表佐々木京子
12時開場
13時開演~(115分上映)
終了時間:16時
映画上映後、奥間監督と毎日新聞専門記者の栗原俊雄さんとのトークあり
私自身も戦没者遺族である。
伯父はレイテ島カンギポット山、叔父はミンダナオ島で戦死している。
数年前に家族宛のハルビンからの葉書が見つかった。
伯父が出征して間もなく、戦場に向かうまでの間に送った「戦地からの葉書」である。
それをきっかけに戦争について興味を持ち始めた。
弟である94歳の父が健在なうちにと,私も奥間監督さん同様にDNA鑑定行っている。
ほんのひと欠片でも良い、遺族としては生きた証である遺骨が戻って来るのを待っている。
(代表佐々木)
具志堅さんはひとりで黙々と土を掘っている。最初はそう思っていた。
しかし、どうやらそれは違ったようだ。
具志堅さんは、まるで自分が誰かに見られているような感じで掘っていることに気づいた。
沖縄で遺骨収集を続けていれば、何回かに一回は遺骨が出てくる。
掘り出した骨を見ながら具志堅さんといくつか言葉を交わすと、
やがて、無言で骨を見つめる時間がやってくる。
しかし骨は何も語ってはくれない。
見続けていると、見ている私たちを骨が見返してくるように感じるときがある。
「あぁ、これか」と思った。
だから具志堅さんは自分がとるべき行動をとり続けるのだし、私はこの映画を作りきったのだろう。
どうかあなたにも見てほしい。
1984年沖縄県生まれ。映像作家。
琉球大学大学院修士課程で文学を学んだ後に上京。
沖縄を舞台に制作した中編映画『ギフト』が
ニヨン国際ドキュメンタリー映画祭(Visions du Reel:スイス)や
山形国際ドキュメンタリー映画祭など国内外で上映される。
北インド・ラダック地方で撮影した『ラダック それぞれの物語』は
山形国際ドキュメンタリー映画祭アジア千波万波部門で奨励賞を受賞。
WOWOW「いま甦る幻の映画『ひろしま』〜受け継がれていく映画人の想い〜」では
全日本テレビ番組製作社連盟ATP賞最優秀新人賞を受賞した。
1967年生まれ。東京都出身。
早稲田大学政治経済学部政治学科卒、同大学大学院修士課程修了(日本政治史)。
1996年に毎日新聞社へ入社。2020年から専門記者。
日本近現代史、ことに戦後補償史がテーマ。
著書に
『遺骨 戦役者三一〇万人の戦後史』
『東京大空襲の戦後史』(以上岩波新書)
★第4回「ジャーナリズムXアワード」Z賞受賞(2023・12月)
『硫黄島に眠る戦役者:見捨てられた兵士たちの戦後史』(岩波新書)
『特攻 戦争と日本人』(中公新書)
『戦後補償裁判 民間人たちの終わらない「戦争」』(NHK出版新書)
『戦争の教訓 偽政者は間違え、代償は庶民が払う』(実業之日本社)など。
2009年、第3回疋田桂一郎賞を受賞
メール: rbykg417@yahoo.co.jp