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連続講座「迷走するセクシュアリティーー運動と政治の間で」第3回
2025年1月31日(金)
19:00~21:00
北区
どなたでも
2025年5月1日(木)
「男子の性」教育は、日本の性教育でも早くから着目されてきた研究・実践蓄積のあるテーマです。私自身、子ども時代にそのような授業を「男子」として受けてきました。大学で教育学を学ぶ中で、あるいは、性教育に関する民間教育研究団体に所属してからも、多くの「男子の性」教育に関する論文や実践を学びました。でも「男子」の話なのに自分のこととして「ノれない」。それはなぜだったのか? キーワードとなる「多様性」を主軸にこの経験を考察してみましょう。
セクシュアリティをめぐる運動は本来、自民族中心的なナショナリズムを批判し、異性愛が当たり前とされる価値観や、男女二元論に基づく性の見方、結婚や家族のあり方、さらには資本主義そのものを見直すなど、社会の根本的な革命を目指すものでした。しかし、現在では、結婚の権利や緊急避妊薬(アフターピル)へのアクセス権といった個別の「権利の獲得」にテーマが限定され、運動が保守化・右傾化が進行しています。また、LGBTQ+向けのサービスやフェムテックなどにのみ注目が集まる一方、運動が商業的に利用されることで、本来の社会革命の力が損なわれています。
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