※この情報の内容は受付を終了しています。連絡先など変更されている場合がありますのでご注意ください。
コロナ禍を経験し、企画づくりでのオンラインの活用は身近なものとなり、いまもなお試行錯誤が続いています。たとえば、対面で続けていたけれど、意外にオンラインでもできた活動もあれば、オンラインではうまく進められずに、対面に戻す場面もあったでしょう。あるいは、企画をまとめるために紙のメディアをつくるのか、映像を撮るのか、ウェブサイトをつかうのかなど、さまざまな方法を選ぶことができるようになりました。
そうしたさまざまな選択肢が広がる現代にあるからこそ、あらためてオンラインならではの「伝えかた」と「残しかた」について足を止めて考えてみます。遠方にいる人とのコミュニケーションのやりかた、ウェブサイトの役割、フィジカルとデジタルでのアーカイブづくり、展覧会や作品を見せる場の変化など視点はさまざま。今回はオンラインでの実践を重ねてきたゲストをお迎えし、オンラインを活用したこれからの活動の広げかたについて、ことばを紡ぎます。
2025年1月25日(土)
16:00~18:00(15:50 配信開始)
オンライン YouTubeでのライブ配信(配信URLは開催3日前までに公式ウェブサイトに掲載)
事前申込不要
16:00~16:20 イントロダクション
「コロナ禍でのアートプロジェクトを振り返る」
「東京アートポイント計画」「Tokyo Art Research Lab」でのオンラインを活用した企画を中心に、そこで感じた可能性、課題について振り返ります。
モデレーター:萩原俊矢(ウェブディレクター)、櫻井駿介(アーツカウンシル東京 プログラムオフィサー)
話し手:小山冴子(アーツカウンシル東京 プログラムオフィサー)
16:20~16:40 プレゼンテーション
「オンラインをつかった、“伝えかた”と“残しかた”を振り返る」
これまでにゲストが取り組んできたプロジェクトの事例やその制作プロセスを振り返り、そこでの気づきや発見、悩み、大切にしていることを伺います。
話し手:莇貴彦(アートマネージャー、CG-ARTS文化事業部)、明貫紘子(キュレーター、アーキビスト、映像ワークショップ合同会社代表)
聞き手:萩原俊矢、櫻井駿介
16:40~17:25 ディスカッション
「これからのコミュニケーション、アーカイブの可能性を探る」
オンラインと対面(フィジカル)の特性をいかした企画での使い分けや、取り入れかたのコツ、文化事業としてかかわりを広げるための考えかたについて議論します。
話し手:萩原俊矢、莇貴彦、明貫紘子、櫻井駿介
17:25~17:35 休憩
17:35~17:55 質疑応答コーナー
17:55~18:00 クロージング
プログラムは変更になる場合があります。
https://tarl.jp/opencall/apm16/
オンラインでのコミュニケーションや企画に関する質問を募集します。オンラインの活用方法、ツールの選び方、ウェブサイト運営の課題、映像づくりとライブ配信の使い分けなど切り口は問いません。公式ウェブサイトより、気軽にご投稿ください。
イベント中に投稿いただいた内容を紹介する場合があります。
すべての質問に回答できない場合があります。あらかじめご了承ください。
萩原俊矢(モデレーター)
1984年神奈川県生まれ。ウェブディレクター、プログラマ、デザイナー。工業高校時代にメディアアートに出会い、デザインとテクノロジーを組み合わせた表現に関心を持つ。大学で美術を学びつつネットアートやウェブデザインの領域で活動をはじめる。セミトランスペアレント・デザインを経て、2012年に独立。現在は株式会社スタジオ・オータムの代表として、文化芸術分野を中心にウェブサイト制作とアクセシビリティ向上、オンラインアーカイブ構築に取り組む。これまでに文化庁メディア芸術祭新人賞や東京TDC RGB賞などを受賞。
莇貴彦(ゲスト)
1981年神奈川県生まれ。アーティスト、アートマネージャー、インスタレーション・コーディネーター。モーターや家電などを用いたインスタレーション作品の制作や、グループ展のオーガナイズなどを行う。多摩美術大学の助手、展示エンジニアを経て、2011年より「3331 Arts Chiyoda」にて展覧会企画・施設運営など多岐にわたる業務を担当。2013年より「CG-ARTS」にて文化庁メディア芸術祭やメディア芸術クリエイター育成支援事業をはじめとする美術展の設計・制作やアートプロジェクトのマネジメントを行う。
明貫紘子(ゲスト)
1976年石川県生まれ。キュレーター、アーキビスト。筑波大学芸術専門学群総合造形、岐阜県立情報科学芸術アカデミー卒業。ドナウ大学大学院メディアアートヒストリー修了。NTTインターコミュニケーション・センターICC学芸員を経て、「メディアアートの記録と保存」に関する研究やプロジェクトに従事。2013年からinter media art institute Duesseldorfにてビデオアートのデジタル化とデータベース構築に従事。2018年に木村悟之と映像ワークショップ合同会社を設立し「眠っている文化・芸術資源を掘り起こし、次世代の創造性につなげる」ことをテーマに活動する。
公益財団法人東京都歴史文化財団 アーツカウンシル東京
事業部事業調整課 事業調整係
TEL:03-6256-8435(平日10:00~18:00)
E-mail:info-ap@artscouncil-tokyo.jp