民主主義の根幹といわれた選挙が、デマと差別に揺れています。特に2024年の東京都知事選挙では大きな話題になりました。また、ネット選挙が日本で解禁されて10年目だった2024年は兵庫県知事選挙、アメリカ大統領選をはじめ、選挙で大量にフェイクニュースやデマが飛び交い、マスメディアに不信感を抱く多くの人が偽情報を信じてしまいました。 フェイクニュースだけでなく、差別を使って注目を集める手法も深刻です。近年選挙街宣でヘイトスピーチを行うために立候補するレイシストも現れ、その風潮に後押しされてか有力候補の中にも堂々と差別的主張をかかげて当選する人が現れました。また、一般的には、「リベラル」と見なされていた政党・れいわ新選組の代表が、片言の日本語動画を投稿するという差別事件も起きています。 もとより日本では、外国籍者には参政権がなく、実質的に投票が難しいなど選挙から排除されている人もいます。デマや差別について現在の選挙制度を通じては是正が難しいなか、大量の情報がインターネットを中心に発信される状況は、今後ますます加速していきます。 これから私たちはどうしたらよいのか、講師とともに考えます。
2025年1月27日(月)
2025年2月10日(月)
2025年3月3日(月)
「19:00~21:00 」「毎月月曜日」
北区、 不特定
◯開催方法
会場・オンライン併用
会場…一般社団法人ふぇみ・ゼミ&カフェ事務所
〒115-0044 東京都北区赤羽南2丁目4-7 鷹匠ハイツ403(赤羽駅徒歩10分)
どなた様も
2025年3月4日(火)
ご予約 https://fakeandvote.peatix.com
・お申し込みの締め切りは【2025年3月4日 23時55分】です。
・お申込み時点ですでに終了している回につきましては、後から配信でご視聴いただけます。
「選挙とデマ、差別」
第1回 2025年1月27日(月) 19:00~21:00
郭辰雄さん「日本政治と外国人、差別とヘイトの政治をどう乗り越えるか」
第2回 2025年2月10日(月)19:00~21:00
古田大輔さん「なぜ、選挙やマイノリティがデマの標的となるのか-対策としてのファクトチェックとリテラシー」
第3回 2025年3月3日(月)19:00~21:00
ふぇみ・ゼミ&カフェ運営委員(熱田・飯野・聡子)ワークショップ「これからどうする選挙とデマ、差別」
◯第1回(1/27)「日本政治と外国人、差別とヘイトの政治をどう乗り越えるか」
講師:郭辰雄(カク・チヌン)さん
大阪生まれの在日コリアン3世。現在NPO法人コリアNGOセンター、一般財団法人ウトロ民間基金財団代表理事、一般社団法人大阪コリアタウン歴史資料館理事などを務める。ヘイトスピーチをはじめさまざまな差別、人権侵害の解消に取り組むとともに、人権や多文化共生をテーマにした研修での講師をおこなっている。
◯第2回(2/10)「なぜ、選挙やマイノリティがデマの標的となるのかー対策としてのファクトチェックとリテラシー」
講師:古田大輔(ふるた・だいすけ)さん
朝日新聞記者、BuzzFeed Japan創刊編集長を経て独立。2020-2022年Google News Labティーチングフェロー。2022年9月に日本ファクトチェックセンター編集長に就任。その他の主な役職にデジタル・ジャーナリスト育成機構事務局長など。ニューヨーク市立大院News Innovation and Leadership 2021修了。
◯第3回(3/3)「これからどうする選挙とデマ、差別」
ファシリテーター:ふぇみ・ゼミ&カフェ運営委員3名
東京下町育ち。ふぇみ・ゼミ&カフェ運営委員、北京語翻訳通訳、ジェンダーや社会学の大学非常勤講師。研究テーマは人工妊娠中絶の体験談の聞き取り、日本軍戦時性暴力支援運動、日本・中国語圏を中心とした東アジアのフェミニズム運動、質的調査法など。共著に『ハッシュタグだけじゃ始まらない:東アジアのフェミニズム・ムーブメント』(編著者:熱田敬子、金美珍、梁・永山聡子、張瑋容、曹曉彤、大月書店、2022)など。
ふぇみ・ゼミ&カフェ運営委員、東京大学大学院教育学研究科附属バリアフリー教育開発研究センター教員。一般社団法人ふぇみ・ゼミ&カフェ運営委員。専門はフェミニズム・ディスアビリティ研究。主な著書に『合理的配慮:対話を開く対話が拓く』(共著、有斐閣、2016年)、『「社会」を扱う新たなモード:「障害の社会モデル」の使い方』(共著、生活書院、2022年)など。
成城大学グローカル研究センター 研究機構客員研究員。専門:社会学・ジェンダー・フェミニズム研究、社会運動論、朝鮮半島の歴史と社会運動。研究課題:ポストコロニアル社会における植民地主義残滓のフェミニズム(旧宗主国と被植民地国におけるフェミニズムの権力関係)。事例:リプロダクティブヘルツライツ、在日朝鮮人女性のアクティビズム、日本軍性奴隷制問題・解決運動等から考察。1923関東大震災朝鮮人虐殺を記憶する行動事務局、アジア女性資料センター、在日朝鮮人人権協会性差別撤廃部会などでも活動。在日朝鮮人3世である。「聡子の部屋」を企画・運営・司会。ふぇみ・ゼミ&カフェ運営委員。
一回券
一般 1,980円(税込)
2024/2025年度寄付者〈10,000円以上〉
学生 1,650円(税込)
2024/2025年度ふぇみ・ゼミU30受講生 1,100円(税込)
全回通し券(全3回)
一般 5,800円(税込)
2024/2025年度寄付者〈10,000円以上〉
学生 4,800円(税込)