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植民地主義と闘うためにこそ、反レイシズムが必要です。前半では、ともすれば主体(立場性)だけに関心を集中させがちな日本型の植民地主義批判の陥穽を回避するために、反レイシズムの規範形成(加害阻止)の決定的重要性についてお話します。後半では、ブラック・フェミニズムの伝統に学んでシステムの廃絶(アボリッショニズム)を訴える『国境廃絶論』(後述)の反レイシズムについてお話する予定です。
2025年4月30日(水)
19:00
北区、 不特定
リアルふぇみゼミ&カフェ
オンラインあり
前半は私の2016年の『日本型ヘイトスピーチとは何か』(影書房)、2020年の『レイシズムとは何か』(ちくま新書)の基本的内容を、両著が今世紀初頭の日本型の植民地主義批判への批判という文脈でも書かれていたことを踏まえつつ、要約的にお話します。後半は今年1月に刊行されたばかりの、入管体制の廃絶を訴える画期的なレイシャル・キャピタリズム(人種資本主義)論の入門書であるグレイシー・メイ・ブラッドリーとルーク・デ・ノローニャの共著『国境廃絶論』(梁・柏崎共訳、岩波書店)の議論の重要部分を紹介する予定です。かなり圧縮してエッセンスをお話するつもりですので、関心ある方はぜひ事前に読んできてくださると幸いです(未読でも参加可)。
メール:kantou1923@gmail.com
TEL:090-9828-2232
担当:梁聡子