「二岸三地」と表現される中国・台湾・香港の歴史的背景、侵略や植民地を経て、現在の国際的緊張にさらされる中でのフェミニズム、社会運動を、日本からどう見ればいいのか、その難しさを考察する。
第1回 6/20(金)19:00-21:00
第2回 7/4(金)19:00-21:00
第3回 7/18(金)19:00-21:00
第4回 8/1(金)19:00-21:00
第5回 8/11(月・休)18:00-20:00
北区、 不特定
第1-4回まで完全オンライン開催(後から配信あり)
第5回のみハイブリッド開催(後から配信あり)
全年齢向け
お申込み:https://25lasd.peatix.com/
■チケット代
全回通し券(全5回) のみ
・一般・・・・・・17,600円(税込)
・学生/2025年度ふぇみ・ゼミ寄付者(5,000円以上の寄付者)・・・・・・14,300円(税込)
・2025年ふぇみ・ゼミU30受講生・・・・・・8,800円(税込)
・ふぇみ・ゼミU30参加者年間パスポート(一般20代以下¥37,000,学生¥22,000)もしくは寄付者パスポート(5万円以上寄付)をお持ちの方・・・・・・無料
*寄付者の方にはパスポート以外にも様々な特典がございます。これを機にご寄付/パスポートのご利用をご検討ください。
『ハッシュタグだけじゃ始まらない~東アジアのフェミニズム・ムーブメント』という本を、友人たちと出版してから3年が経ちました。この間、創造的な中国のフェミニズム運動の紹介が、日本社会でも少しずつ増えてきたようです。
ただ、日本でもある構造的な問題を棚に上げて中国の人権問題として語ったり、普段フェミニズム運動に参加していないのに中国のフェミニズムの話だけはする、あるいは中国についてあまり知らないのに社会運動だけには関心がある……となると、疑問を感じます。そして、国家としての中国の膨張政策への警戒感から、中国の民主化運動やフェミニズム運動、台湾や香港の動きが「中国と闘っている人たち」と単純化され、「国際連帯」、ましてや日本が中国と比較して「自由の国」だなどと言われるとちょっと待ってほしくなります。
日本は旧侵略・植民地宗主国、戦後の国際秩序を作った旧西側諸国です。社会運動は植民地支配や冷戦体制の道具にされた歴史もあります。
本講座では、「二岸三地」と表現される中国・台湾・香港の歴史的背景、侵略や植民地を経て、現在の国際的緊張にさらされる中でのフェミニズム、社会運動を、日本からどう見ればいいのか、その難しさを考えたいと思います。
第1回 6/20(金)19:00-21:00 日本軍性暴力というスタート地点~日本の「私」はどこに立てるか
第2回 7/4(金)19:00-21:00 フェミニズムは「反共」か?~抗日・革命・行動派 中国のフェミニズムが闘ってきたもの
第3回 7/18(金)19:00-21:00 主流派フェミニズム=台湾フェミニズム?~「台湾有事」という前に
第4回 8/1(金)19:00-21:00 ポストコロニアル・フェミニズム?~国安法後の移民都市・香港
第5回 8/11(月・休)18:00-20:00 民主化運動とフェミニズム~旧帝国から「両岸三地」を見る難しさ
東京下町育ち。ふぇみ・ゼミ&カフェ運営委員、北京語翻訳通訳、ジェンダーや社会学の大学非常勤講師。研究テーマは人工妊娠中絶の体験談の聞き取り、日本軍戦時性暴力支援運動、日本・中国語圏を中心とした東アジアのフェミニズム運動、質的調査法など。共著に『ハッシュタグだけじゃ始まらない:東アジアのフェミニズム・ムーブメント』(編著者:熱田敬子、金美珍、梁・永山聡子、張瑋容、曹曉彤、大月書店、2022)など。
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