本講座は、Vol.1として最低限知っておくべき日本軍の性暴力問題の基礎について講座を行います。第1回では、宋神道さんの10年間の裁判を追った映画『オレの心は負けてない』を通じて、裁判をたたかう過程で変化し被害回復していく宋神道さんの姿を多くの方たちに見ていただきたいと思います。
2025年6月22日(日)
16:00〜19:00
北区、 不特定
ハイブリッド開催(Zoom配信+東京赤羽会場)※後から配信あり
どなたでも参加できます。
お申込み:https://jmsv1.peatix.com/
■チケット代
【一回券】
・一般 1,980円(税込)
・2025年度寄付者〈10,000円以上〉・学生 1,650円(税込)
・2025年度ふぇみ・ゼミU30受講生 1,100円(税込)
【通し券(全4回)】
・一般 7,600円(税込)
・2025年度寄付者〈10,000円以上〉・学生 6,500円(税込)
*寄付者の方にはパスポート以外にも様々な特典がございます。
2025年は大日本帝国の侵略戦争終結から80年を迎える。日本は敗戦し、沖縄を含め日本の侵略・占領、植民地化された地域は解放された。80年の月日は私たちに何をもたらしたのだろうか?侵略した側は忘却または日本の都合の良い形で解釈・認識を行い続けている。最もそのような状況下に追いやられているのが、慰安所制度の被害者をはじめとする、日本軍が主体的に行った、様々な形態の性暴力である。
みなさんは、日本軍が行った性暴力をどのくらい知っているだろうか? それらの被害・加害がどのように個々の社会に影響を与え続け、今でも暗い影を落としているか、想像したことがあるだろうか?
この問題は、単に歴史の中の出来事ではない。日本軍の性暴力の実態を明らかにし、解決するために、被害者をはじめとする多くの人々がグローバルでトランスナショナルなフェミニズム運動を展開し、性暴力被害者、戦争・侵略における道具としての性暴力を「問題」とすることに成功し、認識のパラダイムシフトを行った。ご存じのように、世界最初のMetooは日本軍の性暴力被害者だ。インターセクショナル・フェミニズムをかかげるならば、日本軍性暴力問題はまさにその主要課題である。
ふぇみ・ぜみ&カフェでは、2014年のゆるふぇみ・カフェ開始以来、日本軍の性暴力の被害実態、被害者主体の解決運動、解決・支援者の運動、社会認識などをテーマに、講座、講演、展示、上映会、朗読劇などを積極的に行ってきた。
ふぇみ・ゼミ&カフェでは、複数回にわけて日本軍の性暴力問題について講座を行う。本講座は、Vol.1として最低限知っておくべき基礎の内容を行う。各回の内容はそれぞれの講師概要をご覧いただきたい。
第1回:映画『オレの心は負けてない 在日朝鮮人「慰安婦」宋神道のたたかい』(95分)
2017年12月16日、宋神道さんが逝去された後、宋さんの10年間の裁判を追った映画『オレの心は負けてない』のDVD(上映用/家庭用)、映画パンフレットと書籍が、製作者である「在日の慰安婦裁判を支える会」からキボタネに寄贈されました。裁判をたたかう過程で変化し被害回復していく宋神道さんに出会えるこの映画を、さらに多くの方たちに見ていただきたいと思います。
第1回 6/22(日)16:00〜19:00 映画『オレの心は負けてない』上映+アフタートーク(司会:飯野由里子、対談:熱田敬子、梁・永山聡子)
第2回 7/3(木)19:00〜21:00 講師:梁・永山聡子さん
「朝鮮半島における軍隊による性暴力被害 ― 公娼制度・「慰安婦」・基地村」
第3回 7/17(木)19:00〜21:00 講師:熱田敬子さん
「中国侵略戦争と日本軍性暴力〜「女性と子どもに対する暴力」が見落としてきたもの」
第4回 8/2(土)14:00〜16:00 講師:宮城晴美さん
「沖縄における軍隊による性暴力被害 ― 日本軍慰安所から米軍基地へ」
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