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【一般社団法人ふぇみ・ゼミ&カフェ】
6/27(金)片山夏紀さん(早稲田大学・ルワンダのガチャチャ裁判研究)「ルワンダジェノサイド後の農村社会の差別構造を考える」【2025年度ふぇみ・ゼミU30】

掲載期限 : 2025年6月28日(土)
 

ID:54927
キーワード:
インターセクショナリティジェンダーフェミニズム差別民族
活動テーマ:
外国人・多文化共生 、 人権・平和 、 LGBT・セクシュアルマイノリティ 、 マイノリティ・さまざまな人への支援
団体名:
一般社団法人ふぇみ・ゼミ&カフェ

趣旨

若い世代が対等な仲間とフェミニズムとは何か、差別とは何かを学び、社会変革を目指す場です。年間で全8回の講座とフィールドワークを行います。

主要項目

開催日

2025年6月27日(金)


19:00~21:00

地域

北区、 不特定

対象

30歳以下対象、30代はジェンダー初学者のみ受入

申込み方法・備考

詳細・お申込み:https://2025femizemiu30.peatix.com/

内容

第2回 6月27日(金)「ルワンダジェノサイド後の農村社会の差別構造を考える」 講師:片山夏紀さん

講師による講座の紹介動画:

https://youtu.be/zKA_h7B58O0

プロフィール:

ルワンダのジェノサイドに加担した民間人を裁いた「ガチャチャ裁判」を研究している。現地の農村に住み込み被害者と加害者と判事に聞き取り調査を行い、併せて警察署に保管される非公開のガチャチャ裁判記録を閲覧する。著書に薄い冊子『ルワンダの今:ジェノサイドを語る被害者と加害者』(2020年)、近刊に博士論文を一般向けに書き直した『ルワンダのガチャチャ裁判:ジェノサイドの被害者と加害者の賠償をめぐる対話』(2025年3月)。

講義概要:

私はアフリカのルワンダを研究しており、フェミニズムについては初学者です。1994年に起こったジェノサイド(集団殺害)が終わった後の農村で現地調査をしています。被害者は賠償を受ける権利があるにもかかわらず請求しづらい状況があり、また加害者の家族が「加害者」と言われ住みづらい状況があります。特定の民族トゥチを虐殺した歴史を踏まえ国民統合政策が進められていますが、民族の差別は今もあります。このようないくつもの差別が重なる社会構造がなぜうまれたのかを話し、これからどうしていくのかを皆さんと共に考えたいと思います。

推薦図書:

トーゴヴニク, ジョナサン 2010. 『ルワンダ ジェノサイドから生まれて』竹内万里子訳 赤々舎

トーゴヴニク, ジョナサン 2020. 『あれから――ルワンダ ジェノサイドから生まれて――』竹内万里子訳 赤々舎

タジョ, ヴェロニク 2019. 『神(イマーナ)の影――ルワンダへの旅 記憶・証言・物語――』村田はるせ訳 エディション・エフ

「ふぇみ・ゼミU30」とは?

性差別はむかつくけど、自分の経験はジェンダーだけでは表せない気がする。ジェンダーって自分の生き方とどう結びつくの?自分の大学にはジェンダーの授業がない!社会人になったけど、やっぱり仲間と一緒にジェンダーやフェミニズムを学びたい!こんな風に思っていませんか?

ふぇみ・ゼミは、「フェミニズムが問題とする差別は、ジェンダーだけでなく、民族やセクシュアリティ、障害等様々な差別が交差する社会構造である」というインターセクショナリティ(差別の交差性)の考えに基づいた講座開催、調査研究・提言などを行う、社会運動団体です。

開催している講座のうち「ふぇみ・ゼミU30」のみ年齢制限(30歳以下対象、30代はジェンダー初学者のみ受入)があります。若い世代が対等な仲間とフェミニズムとは何か、差別とは何かを学び、社会変革を目指す場です。

開催方法

東京・赤羽会場とオンライン(Zoom)のハイブリッド開催

フィールドワークを除く

「ふぇみ・ゼミU30」全体スケジュール、各回テーマ 

第1回 5月30日(金) 葛西リサさん(追手門学院大学・住生活問題)「居住貧困の女性化を考える」

第2回 6月27日(金) 片山夏紀さん(早稲田大学・ルワンダのガチャチャ裁判研究)「ルワンダジェノサイド後の農村社会の差別構造を考える」

第3回 7月26日(土) 上岡磨奈さん(慶應義塾大学非常勤講師・社会学)「「アイドル」を問い直す―ジェンダー、セクシュアリティ、仕事」

第4回 9月24日(水) 向山夏奈さん(書籍編集者)「津久井やまゆり園事件から9年―どうしたら19人のみんなと出会えたのか」

第5回 11月12日(水) 黃昱翔さん(文化施設職員)「ひまわり運動世代が見た台湾の民主主義と社会」

第6回 12月3日(水) 土井智義さん(明治学院大学国際平和研究所・沖縄/日本近現代史)「米国統治下沖縄の入管制度とジェンダー<在沖>奄美出身者をめぐる歴史から」

第7回 1月28日(水) 河口尚子さん(立命館大学・生存学)「優生思想とジェンダー」

第8回 2月23日(月) 飯野 由里子さん(ふぇみ・ゼミ&カフェ/フェミニズム研究)「虹色の新自由主義―承認をめぐるジレンマ」

選択参加/別料金(フィールドワーク):10月18日(土)

「新宿・大久保に広がる朝鮮の軌跡と現在を知るフィールドワークー高麗博物館・文化センターアリラン」

鄭栄桓さん(明治学院大学教養教育センター)、宋連玉さん(朝鮮史研究者)、梁裕河さん(高麗博物館)

フィールドワークを除くすべての講座に、UDトーク(校正者あり)による日本語リアルタイム字幕が付きます

フィールドワークを除くすべての講座に、UDトーク(校正者あり)による日本語リアルタイム字幕が付きます

参加費

ふぇみ・ゼミU30参加者チケット(8回分)

・学生・・・8,500円
・一般(年齢制限あり)・・・16,000円

フィールドワーク(選択参加/別料金)※フィールドワークのみの参加はできませんので、ご注意ください。

・学生・・・ ¥1,000
・一般(年齢制限あり)・・・¥2,000

ふぇみ・ゼミU30参加者年間パスポート

学生・・・22,000円(講座1回あたり709円)

一般・・・37,000円(講座1回あたり1,230円)

⭐️「ふぇみ・ゼミU30参加者年間パスポート」をご購入いただくと、ふぇみ・ゼミU30に加え、ふぇみ・ゼミが開催する他の講座(2024年実績で40回以上)に追加料金なしで参加できます。一部対象外のものもあります。詳しくは、申込サイト・HPをご覧ください。

ゼミは継続によって積みあげていくものです。一年を通してご参加いただくよう、一回券は設けておらず、年間チケットのみとなります。

「ふぇみ・ゼミU30参加者」とは、若者向けゼミの受講生のことを言います。「ふぇみ・ゼミU30参加者」は、U30の他、年間パスポートが対象の運営委員による勉強会やふぇみ・ゼミ関連イベントに割引料金で参加できます(「ふぇみ・ゼミU30参加者年間パスポート」購入者は無料です)。

詳細・お申込み

https://2025femizemiu30.peatix.com/

この情報に関するお問い合わせ

一般社団法人ふぇみ・ゼミ&カフェ

〒115-0044 東京都北区赤羽南2丁目4-7鷹匠ハイツ403号室

メール:femizemi2017@gmail.com

HPアドレス https://femizemi.org/

申し込みサイト https://peatix.com/group/7235540

団体紹介
団体名称 : 一般社団法人ふぇみ・ゼミ&カフェ
ふぇみ・ゼミは、2017年、受講者を若い世代に限定したフェミニズム自主講座の開催からはじまりました。
現在では若い世代向けの講座に加えて、全年齢向けのフェミニズム講座、調査研究なども実施しています。その際に常に大事にしているのが、インターセクショナリティの視点(差別の交差性;複数の差別の重なりや交わりを見る視点)を取り入れることです。18歳~20代を対象(ジェンダースタディーズ初学者のみ30代も受講可)の「ふぇみ・ゼミU30」通年開講。それ以外の講座の参加対象に年齢制限はありません。多くの講座はオンラインでご参加いただけます。気になる方は、ぜひイベントページをチェックしてみてください!