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イベント・講座

【ソーシャルワーク研究所】
第20回ソーシャルワーク研究所シンポジウム

掲載期限 : 2025年12月8日(月)
 

ID:55065
キーワード:
子ども当事者主体社会参加若年性認知症障害者
活動テーマ:
その他
団体名:
ソーシャルワーク研究所

趣旨

社会福祉制度の運営形態を意味する「公助」の第一義的責任を担う「国家」は、多くの人びとが暮らしの中で抱える「苦しみの構造」を解消するにあたって、何をなすべきなのか。「苦しみの構造」の中で生きることを余儀なくされている人びとに寄り添い続ける責務を担うソーシャルワーカーは、政治や行政、社会への働きかけを含めて何をなすべきなのか。第20回目を迎えたシンポジウムは、当事者(利用者)とワーカー、そして、為政者との間に見いだせる思考の「すれ違い」の実態と、支援過程に顕在し、看過できない「当事者(利用者)不在」の課題を乗り超えるにあたり、社会福祉領域の支援職として遵守すべきソーシャルワークの基本原則を実践に取り込むための方略を考え、広めていく機会としたい。

主要項目

開催日

2025年12月7日(日)


13:00~18:00

地域

港区、 不特定

場所

「対面型(明治学院大学・白金校舎)」および「オンライン型(Zoomミーティング)」

対象

テーマに関心があれば、どなたでもご参加いただけます。

申込み方法・備考

・ソーシャルワーク研究所ホームページの申込みフォームから参加申込みの手続きをお取りください。
https://wwwres.meijigakuin.ac.jp/~kitagawa/social/symposium.html
・定員120名(対面型:80名、オンライン型:40名。定員になり次第締め切ります。)


開催要項

内容

総合テーマ

「当事者中心の支援」をソーシャルワークの基本原則から再考する

-社会参加につなげるチェンジメーカーとしてのかかわりとは-

プログラム

第1部(主題講演)

講師:向谷地生良(北海道医療大学 特任教授/浦河べてるの家 理事長)

「ソーシャルワーカーが当事者の声を傾聴する支援の意義と課題

-当事者主体の実態化を阻む制度的弊害を乗り越えるために-」

第2部(指定討論)

発題者1:山本由紀(国際医療福祉大学 准教授/遠藤嗜癖問題相談室 室長)

「プライベートプラクティスにおける家族を主体とした支援の方法と課題

-キーパーソン役に隠れてしまった子どもたち-」

発題者2:糸井詩織(みぬま福祉会 埼葛北障害者生活支援センターたいよう 主任相談支援専門員)

「地域相談支援における『当事者主体』のかかわりの意義と方法

-当事者の声を聴く支援過程における課題を手がかりに-」

発題者3:中村奈奈(北里大学病院トータルサポートセンター ソーシャルワーカー)

「若年性の認知症と向き合うソーシャルワークとは

-『当事者主体』の身体化との関連から考える-」

第3部(グループディスカッション)

五つのグループに分かれてディスカッションを行い、学びを分かち合います。

第1グループ/ファシリテーター:新保美香(明治学院大学教授)+山本由紀

第2グループ/ファシリテーター:沖倉智美(大正大学教授)+糸井詩織

第3グループ/ファシリテーター:稗田里香(東京通信大学教授)+中村奈奈

第4グループ(オンライン)/ファシリテーター:丹野眞紀子(大妻女子大学教授)

第5グループ(オンライン)/ファシリテーター:川向雅弘(聖隷クリストファー大学教授)

この情報に関するお問い合わせ

Tel.047-704-8007

E-mail.swkenkyu@mail.meijigakuin.ac.jp(担当:市原由美)

団体紹介
団体名称 : ソーシャルワーク研究所
ソーシャルワーク研究所(1975年に創設)は、故若林龍夫(初代所長)のリーダーシップのもと、わが国におけるソーシャルワーク実践の日本的展開(汎用化)を図る拠点となることを願い、故畠山龍郎(第2代所長)らによって立ちあげられました。今日に至るまでの「歩み」を新たな賛同者とともに受け継ぎ、2014年から、ブックレット『ソーシャルワーク実践の事例分析』やジャーナル『ソーシャルワーク実践研究』の発行、「シンポジウム」や事例検討学習会「フクロウの止まり木」の開催等を展開しています。