2017年8月25日、ミャンマー軍による迫害により、多くのロヒンギャの人々が隣国バングラデシュに逃れました。それから8年。難民キャンプでは100万人近い人々が暮らしており、現在も紛争から逃れた人々の流入が続いています。一方でアメリカやヨーロッパなど国際社会の援助停止や縮小により、人々は生きるうえで欠かせない食料配給や教育停止の危機に直面しています。
今回のオンラインセミナーでは、長年にわたってバングラデシュに駐在され、ロヒンギャ難民について造詣の深い大橋正明さんをお呼びし、ロヒンギャの人々の現状と、ロヒンギャ難民問題の背景、そしてロヒンギャを取り巻く国際社会の動向についてわかりやすく解説していただきます。また、世界の医療団が難民キャンプと周辺地域で実施してきた医療支援を通じ、ロヒンギャの人々の声や必要とされる支援の在り方について伝えます。
世界では紛争・自然災害などで年々難民とならざるを得ない人々が増加しています。日本も無縁ではありません。私たちはロヒンギャ難民問題をどうとらえ、何をすべきなのか、参加者のみなさまと考えます。
2025年8月25日(月)
19:00 ~20:15予定
不特定
オンライン
2025年8月24日(日)
下記申し込みフォームにご記入ください。
https://forms.gle/RjkCG2KPjDLZvYNg6
オンライン(Zoomによるウェビナー)
無料 (当日の録画と発表資料PDFは希望者に500円で配布)
あいさつ 世界の医療団事務局長 米良 彰子
第一部 講演 「ロヒンギャの人々のこれまで、そしてこれから」
第二部 報告 「難民キャンプで必要とされる医療支援・人々の声」
Q&A
おわりに
シャプラニール=市民による海外協力の会のバングラデシュ駐在員と事務局長、国際赤十字・赤新月社連盟(IFRC)兼日本赤十字社のバングラデシュ駐在員、恵泉女学園大学教授(現在は名誉教授)、聖心女子大学教授(現在は同大学グローバル共生研究所招聘研究員)を経て、現在は放送大学客員教授、SDGs市民社会ネットワーク共同代表理事、PARC(アジア太平洋資料センター)共同代表、シャプラニールのシニア・アドバイザー、国際協力NGOセンター(JANIC)顧問、アーユス仏教国際協力ネットワーク理事他。
主著は「NPO・NGOの世界」(共著、放送大学、25年)、「ロヒンギャ問題とは何か:難民になれない難民」(共著、明石書店、19年)、「バングラデシュを知るための66章」(共編著、 明石書店、17年)など。
世界の医療団
(特定非営利活動法人 メドゥサン・デュ・モンド ジャポン)
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