「差別問題」ー『災害と外国人犯罪流言―関東大震災から東日本大震災まで』から読みとく
2025年10月12日(日)
15:00〜17:00
新宿区、 不特定
文化センター・アリラン
新宿区大久保1丁目12−1 第2韓国広場ビル8階 Japan
日本では非常事態が発生するたびに、外国人が犯罪をしているという、根拠や出所が不明な情報、すなわち「外国人犯罪流言」が頻繁に拡散している。1923年の関東第大震災から終戦まで、死者数が三桁に上る地震災害は、関東第大震災を含め8件に上るが、このうちの昭和三陸地震、鳥取地震、東南海地震の3件を除いて、外国人犯罪流言が拡散していることが災害誌などで確認できる。太平洋戦争時にも空襲や食糧難を期に朝鮮人を標的とした流言が拡散している。戦後に起きた二件の大規模地震、阪神淡路大震災と東日本大震災においても、さらに直近では能登地震においても特定の外国人を標的にした流言が拡散している。なぜだろうか。本講演では非常時に外国人犯罪流言が繰り返し拡散してきた実態とその要因や背景について論じる。
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担当:梁聡子